うまくいかないときに、歩きながら体幹にスイッチを入れるコツ

金哲彦『正しく歩いて体をリセット 体幹ウォーキング』セレクション

更新日 2020.07.21
公開日 2017.11.27
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 さっそく「体幹ウォーキング」を実践してみたけど、うまくいかないこともあると思います。そんなときは、歩きながら体幹の筋肉にスイッチを入れる、ちょっとしたコツがあります。
 使うべき体幹の筋肉にスイッチが入ると、とても歩きやすくなります。

 以下に5つの方法をあげますので、それぞれ歩きながら試してみてください。

■歩きながら肘を回し、肩甲骨を動かしてみる

 肩甲骨の動きが滑らかになると、姿勢がよくなると同時に、腕を後ろ方向に動かしやすくなります。

■歩きながら肩を上げたり下げたりしてみる

 力んで肩に力が入ると、重心の位置が上がってしまい、上半身と下半身の動きがバラバラになってしまいます。肩の上下運動で、肩をリラックスさせましょう。

■歩きながら手を腰の後ろで組んで、両腕を上げてみる
 肩関節が柔軟になり可動域が広がると、腕を振るときに後ろ方向に動かしやすくなります。

■歩いている途中で立ち止まって、腰を前後左右に回してみる

 腰を回す体操をやると骨盤周辺の筋肉が緩んで、骨盤の可動域が広がり、歩くときに脚を前に出すのが楽になります。

■歩きながらお腹と腰に手を添えて骨盤を立ててみる

 骨盤を立たせると姿勢がよくなり、体幹の筋肉にスイッチが入りやすくなります。

 

金 哲彦 (きん てつひこ)

NPO法人ニッポンランナーズ理事長。

1964年、福岡県北九州市に生まれる。早稲田大学時代は、名将・中村清監督の下、箱根駅伝で4年連続山登り5区を担当。区間賞を2度獲得するなど、早稲田の2連覇に貢献する。
1986年、リクルートに入社し、ランニングクラブを創設。87年大分毎日マラソンで3位、89年東京国際マラソン3位など選手として活躍。
1992年、同クラブのコーチとなり、小出義雄監督とともに有森裕子、高橋尚子などトップアスリートの強化に励む。1995年、監督に就任。
2002年、NPO法人ニッポンランナーズを創設。オリンピック選手から市民ランナーまで、幅広い層から支持を集めるプロ・ランニングコーチとして活躍するとともに、テレビやラジオのマラソン・駅伝・陸上競技中継の解説者としてもおなじみ。

ランニングやウォーキングを通した健康維持に関する講演も多数行う。

■NPO法人ニッポンランナーズ

http://www.nipponrunners.or.jp/

 

作品紹介

正しく歩いて体をリセット 体幹ウォーキング

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