「見た目を磨く」とは、モノを買い足すことではありません。
メンテすることです。
ただ拭くだけでなく、光らせることです。
新しい服や小物をどんどん買うよりは、メンテして光らせることが大切です。
「これはどうすればもっと直せるか」「どうすればよくできるか」という工夫をするのが、見た目を磨く人です。
見た目を磨かない人は、すぐに買いかえます。
しかも、安いところを探したり、流行っているところに動くので、自分が服を買う時のコーディネーターを持っていません。
あちこちで買うのではなく、同じ人から買い続けて、「前はこうだったから、今度はこうしよう」と相談すればいいのです。
これは、病院や美容師さんをコロコロかえるのと同じです。
それよりは、メンテに一緒につき合ってくれるスタッフを持つことです。
そこに、コストと労力をかけるのです。
そうすると、新しいモノを買うよりも成長します。
知識や経験を蓄積できるのです。
新しいモノをただ買っていると、蓄積ができません。
自分のなじみの洋服屋さんを持つ時は、店ではなくスタッフで選ぶことが大切なのです。
中谷 彰宏 (なかたに あきひろ)
1959年、大阪府生まれ。早稲田大学第一文学部演劇科卒業。84年、博報堂に入社。CMプランナーとして、テレビ、ラジオCMの企画、演出をする。91年、独立し、株式会社中谷彰宏事務所を設立。ビジネス書から恋愛エッセイ、小説まで、多岐にわたるジャンルで、数多くのロングセラー、ベストセラーを送り出す。「中谷塾」を主宰し、全国で講演・ワークショップ活動を行っている。
■中谷彰宏公式ホームページ
http://an-web.com/
作品紹介
外見にこだわる人は、仕事も、恋愛も、人間関係もうまくいく。見た目を磨くことで、チャンスをつかむ方法。
定価:本体1,300円+税/学研プラス
バックナンバー
- 「着て行く場所がない」と言ってると、 「着て行く服がない」になる。
- 見た目は、服の肌ざわりで差がつく。
- 収入は、服装が決める。
- 下からは、わからない。 上からは、丸見え。
- 前より、うしろ姿が、見られている。
- 服は、壊れない。
- 見た目は、自分で選べる。
- 見た目にこだわらなくなると、 老化が始まる。