3つの「様」を大事にする

佐藤 伝『心の習慣』セレクション

更新日 2020.07.27
公開日 2014.10.07
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 最近、社内の公用語を英語にする日本企業も出てきました。
 国際競争に勝つためには必要なことかもしれませんが、ちょっと心が疲れてしまいそうだと感じるのは、私だけでしょうか?
 実は、日本語は「和語」とも言うように、とても「和む」言葉なのです!

 和語の中で、とくに私が大事にしているのは、「様」がつく3つの言葉。
 相手の苦労をねぎらう「お疲れ様」。
 助け合いの気持ちを表す「お互い様」。
 目に見えない力にまで感謝する「お陰様」。

 この3つの「様」は、「人の心を育てる言葉」。口にすればするほど、相手の心が和み、自分自身の心も大きく、広くなっていきます。

 ただし、心の中で思っているだけではダメ。実際に誰かに対して用いることが大切です。
 車でも時計でも、長く使わないでいると調子が悪くなります。それと同様に、これらの言葉も普段から頻繁に口に出していないと、どんどん言いにくくなって、心が鈍化していきます。
 実際に声に出すと、それが音として耳に入り、自分自身の心に響くという好循環が生まれるのです。
 照れ屋な人も、無口な人も、「お疲れ様」「お互い様」「お陰様」だけはどんどん口にして、相手の心も、自分の心も和ませましょう!

 

佐藤 伝 (さとう でん)

【習慣の専門家】行動習慣マイスター 1958年生まれ。福島県出身。明治大学卒。
都心にて創造学習研究所を30年間にわたって主宰。
NHK テレビ「おはよう日本」や雑誌「日経ビジネス アソシエ」でも、習慣のエキスパートとして紹介される。
氏の一貫したテーマは「習慣」であり、「習慣」に関する著作は、国内外で累計100 万部を突破している。 上場企業や教育機関での「行動習慣」についての講演は、わかりやすく具体的で、すぐ実践できるとその即効性が大好評。 問題解決9マス・ノートは、海外のメディアにも取り上げられ、ウィーン講演に続き、ニューヨーク・ミラノでも講演依頼が入るなど、その活躍のステージを広げている。 「なんとなくイイ気分」で生きることが最も大事と、独自の理論を展開。 そのスピリットを世界に伝えるため、自宅で学べる「行動習慣ナビゲーター認定講座(Dream Navigator?)」をスタートさせ、超・人気講座となっている。 親しみやすく謙虚な人柄から、「習慣といえば、伝ちゃん先生」と幅広い年齢層に慕われている。 国際ナイン・マトリックス協会会長

■佐藤 伝・公式サイト

http://satohden.com
■行動習慣ナビゲーター認定講座・公式サイト

http://kodoshukan.jp
■ひとりビジネス応援塾
https://satohden.com/juku/

 

作品紹介

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