現代文と古文の基礎力がスルスル身につく! 一味違うドリルシリーズです。

『現代文読解ドリル』 『古典文法ドリル』

更新日 2019.08.05
公開日 2012.10.04
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 数学、世界史、物理・・・普段の生活であまり使わない科目の勉強も難しいですが、「国語」の学習も、案外難しいものですよね。

「現代文って、一体何を勉強すればいいんだろう?」
「古典文法が覚えられなくて古文が読めない…」

 今回は、そんな高校生の皆さんに向けた参考書、
『現代文読解ドリル』、 『古典文法ドリル』をご紹介します。

 表紙はグリーンとブルーの箔押しで、キラキラ光っています。このキラキラと、表紙のどこか不思議なマスコットを目印に、書店でも探してみてください。(装丁はナカムラグラフさん)

 このシリーズの特徴は、先生のアドバイスに案内され、書きこみながら設問を解いていけること。

 手を動かしてマス目や空欄を埋めることで、自然とカラダが解き方を覚えていくことでしょう。

『現代文読解ドリル』の内容は、こんな感じです。

 まずは穴埋め部分に書きこんで、あらすじを把握。

 下段の「読解のコツ」で、文中のどこにヒントが隠されているのかを確認します。
 次に「ココに注目」の空欄に書き込んで、本文の大意を把握するトレーニングを。
 そして左の図式で、本文の流れや関係を整理し、確認することができます。

 最後には、記述問題や小論文の基礎となる、文字数の決まった「要約」も、できるようになります!

 文章の理解から設問への解答、そして要約まで、順序どおりに書きこみ考えていくことによって、正解をつかむ手順をゆっくりふんでいくことができるのです。

 

『古典文法ドリル』は、こんな感じです。

 覚えなければならないことは、「覚える!」アイコンの囲みの中にまとまっています。どうやったら覚えやすいかも、本文で先生が教えてくれますよ。

 必要なものを覚えたら、書きこみ式のドリルを解いてみましょう!
 STEP1はおさらい。前のページを見ながら書き込んでもOKです。
 STEP2・STEP3では、問題のすぐ横に先生からのヒントが書かれているので(青字)、わからなくなったらすぐに確認できます。

 試験の得点アップに直結する「敬語」「識別」といった分野も、かみくだいた解説や図解で、つまずかずに学んでいくことができますよ。

 また問題の古文にはすべて現代語訳がついているので、「わけがわからない!」と途中で投げ出してしまうことはありません。一人でも焦らずに古文の勉強が出来る、自学自習用の参考書です。

 筆者はどちらも貝田桃子先生。著書に『もう一度高校古文』や『ここから始めるセンター古文』、『いちばん楽しい!小論文』などがある、やさしい語りかけが特長の国語の先生です。国語が苦手な学生の目線に立って、今回の参考書も執筆してくださいました。

 定期テスト対策はもちろん、受験に向けて、現代文と古文の基礎固めにピッタリなこの二冊。書店でマスコットと目が合ったら、パラパラとめくってみてください。「この参考書なら、諦めずに進めていけそう!」と思ってもらえたらうれしいです。

『現代文読解ドリル』
 (定価1260円、判型B5変、ページ数 本冊198ページ別冊38ページ)
『古典文法ドリル』
 (定価1260円、判型B5変、ページ数240ページ)

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