人間関係の距離の測り間違いは、 神の愛である「時間」で解決 (千葉純一)

斎藤一人・千葉純一『斎藤一人 大開運 人生を楽しむ仕組み』セレクション

更新日 2020.07.29
公開日 2017.08.15
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 人間関係って、難しいものです。悩み相談に人間関係に関することが多いところを見ると、いかに多くの人が、人づき合いで苦労しているかがうかがわれますね。
 どうして、そんなに人間関係は難しいのでしょう。
 おそらく、たいていの場合、難しくしてしまっているのは、自分自身です。そして、その一番の原因は、距離を測り間違えていることだと思います。
 とくに人間関係がこじれかけたときに、人は、つい関係を修復しようと、あれこれ働きかけてしまいがちですよね。何とかしようと思うほど泥沼にはまってしまう、というパターンです。
 でも、本当は、放っておいたほうが、お互いにとっていいんです。
 
 意見がぶつかったり、ちょっとしたボタンのかけ違いが生じたり。人間関係がこじれかけたときは、自分も相手も、心が波立っています。
 そんなときに、あれこれと働きかけても、さらに波を荒立たせてしまうだけ。だから、いったん時間を置く。それが一番なんです。
「時間を置いたら、そのまま疎遠になってしまいそう。それはイヤだな」
 なんて思うかもしれませんが、本当にご縁があれば、また自然と引き合います
 どちらからともなく連絡を取り合い、「ちょっと会おうか」なんて話になります。
 そのころには、互いの心の波も収まっているでしょう。普通に接することができて、また一緒に楽しい波動を出せる仲間に戻っていける。そんなものなんです。
 
 一人さんが、縁のある人、縁のない人について、こう教えてくれました。
「いいかい、純ちゃん。縁のある人とは、なんとなくウマが合う人。縁のない人とは、どこかでウマが合わない人
 縁が切れて、会わなくなると寂しいような気もするけど、縁の切れる人は、やっぱり後になって考えると、縁が切れたほうがいい人なんだよ。
 縁のある人は、何年離れていても、昨日会ったように縁がつながる人なの」
 悩みごとの大半は、時間が解決する、といっても過言ではありません。
 現に、1年前に真剣に悩んでいたことなんて、覚えてないでしょう? 時間がたっても引きずる悩みのほうが珍しいんです。人間関係の悩みも、同じです。
 時間は、神様が与えてくれた「愛」なんです
 人間関係においても、その神様の愛を味方につけてしまえばいいわけです。
 もし時間を置いて、疎遠になってしまったとしたら、その程度の間柄だったということ。無理して続ける関係ではなかったってことなんですね。
 人づき合いは大切ですが、単に人数が多ければいいというものではありません。
 じつは、人間関係がこじれかけたときこそ、相手が「よき仲間」となる人かどうか、を見極めるタイミング。そう考えてもいいかもしれませんね。

(千葉純一)

(※この連載は、毎週火曜日・全8回掲載予定です。8回目の次回は、8月22日掲載予定です。)

斎藤 一人 (さいとう ひとり)

実業家。「銀座まるかん」(日本漢方研究所)創業者。1993年以来、12年連続で全国高額納税者番付(総合)10位以内にただ1人ランクインし、2003年には、累計納税額で日本一になる。
土地売却や株式公開などによる高額納税者が多い中、納税額がすべて事業所得によるものという異色の存在として注目される。著書多数。近著に『神様に喜ばれる人とお金のレッスン』(高津りえ共著)、『斎藤一人 大開運 人生を楽しむ仕組み』(千葉純一共著/以上学研)、『斎藤一人 品をあげる人がやっていること』(高津りえ共著)、『お金の真理』(以上サンマーク出版)、『絶対、よくなる!』(PHP研究所)などがある。

 

千葉 純一 (ちば じゅんいち)

1961年、東京都江戸川区生まれ。舛岡はなゑさんの営んでいた喫茶店「十夢想家(トムソーヤ)」で斎藤一人氏と出会い、弟子入りする。銀座まるかん千葉純一グループ代表。著書に『斎藤一人 だれでも歩けるついてる人生』(K Kロングセラーズ)、『斎藤一人 お金に嫌われない大成功の仕組み』(マキノ出版)がある。

 

作品紹介

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