あなたの目覚めが悪いのは、嫌いなことをやって生きているから。

千田琢哉『人生の勝負は、朝で決まる。』セレクション

更新日 2020.07.30
公開日 2016.01.12
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これまで睡眠に関する話題をいくつかの本で書いてきたためか、
このところ睡眠に関する質問が増えてきた。
「寝つきが悪い」
「朝、なかなか起きることができない」
実は私自身も、これまでに数え切れないほどそんな経験をしてきた。
自分自身の経験を振り返って断言できるのは、
嫌いなことをやって生きているから寝つきが悪いし、
なかなか起きられないということだ。

あなたの目覚めが悪いのは、
嫌いなことをやって生きているからなのだ。

当たり前といえば当たり前だ。
朝起きるや否や
「あぁ、また今日も嫌なことをやらなければならない」
という恐怖感が襲ってくるのだ。
これでは現実から逃避して、
何も考えずにもう少し眠りたいと思うのも無理はない。
嫌いなことで埋め尽くされた人生では悩みも尽きず、夜もなかなか眠れない。
なかなか眠れないから、朝もなかなか起きられない。
この悪循環を、ひたすら繰り返すことになる。
これと反対の状況を想像してみよう。
三度の飯よりゴルフが好きな人は、
ゴルフの当日、どんなに朝早くてもパチリと目が覚めるはずだ。
大好きな相手と初デートの朝に、
まだ眠いからと布団でグズグズ惰眠を貪る人などいないはずだ。
賢明なあなたならすでにお気づきだろう。
目覚めが悪いのはあなたがだらしないからではなく、
あなたが大好きなことをやって生きていないからなのだ。
「今のままでは幸せになれませんよ」と、
あなたの体が警鐘を打ち鳴らしている状態が、目覚めが悪いということだ。

「こんなことをするために
生まれてきたのではありませんよ」と、

あなたの本能が人生の軌道修正を促している状態が、目覚めが悪いということだ。
この本質から目を逸らしてはいけない。
自然の摂理に反抗して快眠グッズなどの小細工を使っても、
あなたは絶対に幸せになれないのだ。

千田 琢哉 (せんだ たくや)

文筆家。 愛知県犬山市生まれ、岐阜県各務原市育ち。 東北大学教育学部教育学科卒。 日系損害保険会社本部、大手経営コンサルティング会社勤務を経て独立。 コンサルティング会社では、多くの業種業界における大型プロジェクトのリーダーとして戦略策定からその実行支援に至るまで陣頭指揮を執る。 のべ3,300人のエグゼクティブと10,000人を超えるビジネスパーソンたちとの対話によって 得た事実とそこで培った知恵を活かし、 “タブーへの挑戦で、次代を創る”をミッションとして執筆活動を行っている。

■E-mail
info@senda-takuya.com

■ホームページ
http://www.senda-takuya.com/

作品紹介

人生の勝負は、朝で決まる。
「結果を出す人」が続けている52の朝の習慣

20代のカリスマ・千田琢哉が大手損保勤務、経営コンサルタント時代にビジネスエリート3300人から学び取った「朝の戦略」。
定価:本体1,200円+税/学研プラス

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