赤ちゃんは、自分の主張をする。 子どもは、自分の説明をする。 大人は、相手の利益を話す。
中谷彰宏『会話力のある人は、うまくいく。』セレクション
上司に怒られないためには、部下は「大人の会話」をしたほうがいいのです。
会話には、「赤ちゃんの会話」「子どもの会話」「大人の会話」という3通りがあります。
赤ちゃんの会話は、自分の主張しかしません。
子どもの会話は、赤ちゃんより少し成長します。
言いわけしたり、「なぜこうかと言うと」と説明したりします。
大人の会話は、「こうすると、○○ですよ」と、相手の利益を話します。
相手がハッピーになって、相手のプラス、相手のメリットになるのが、大人の会話です。
会話力は、「自分の主張」→「自分を守る言いわけ」→「相手側に立った言葉」という順番で発達します。
その人がどういう会話をしているかで、その人の発達段階がわかるのです。
自分の主張や言いわけばかりしている人は、大人になれずに中年になります。
歳だけとって、赤ちゃんや子どもの会話をしているのです。
中年は初老になり、前期高齢者になり、後期高齢者になります。
相手の利益を話す大人は、80歳、90歳になっても大人のままです。
今話している話が、相手の幸せの会話かどうかを考えることが大切なのです。
中谷 彰宏 (なかたに あきひろ)
1959年、大阪府生まれ。早稲田大学第一文学部演劇科卒業。84年、博報堂に入社。CMプランナーとして、テレビ、ラジオCMの企画、演出をする。91年、独立し、株式会社中谷彰宏事務所を設立。ビジネス書から恋愛エッセイ、小説まで、多岐にわたるジャンルで、数多くのロングセラー、ベストセラーを送り出す。「中谷塾」を主宰し、全国で講演・ワークショップ活動を行っている。
■中谷彰宏公式ホームページ
http://an-web.com/
作品紹介
好調の「うまくいくシリーズ」第6弾。「会話力のない人」は、モテないし、成功しない。話方を変えると、生き方が変わり、仕事も、恋愛も、人間関係もうまくいく。会話力をつけることでチャンスをつかむ、55の方法を紹介する。
定価:本体1,200円+税/学研プラス
バックナンバー
- 会話は、毒にも薬にもなる。
- 会話は、しりとりだ。
- 質問会話より、想像会話をする。
- 間接表現に、気づく。
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- 挨拶は、 すれ違いざまでもする。
- 自分からするのが、挨拶だ。 先にされて返すのは、挨拶ではなく、返事だ。
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