「後悔」は再度の失敗を呼び、 「反省」は成功を呼び込む。

井内由佳『神さまが教えてくれた、しあわせに愛される女性になる秘密』

更新日 2020.07.20
公開日 2015.03.25
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 何かをして失敗したり、何もしないままで終わったり、そんなときに、悔やんで落ち込むことは、誰にでもありますよね。そして、後悔するときは、自分を責めたり、悲しい気持ちになったりして、なかなか前に進めなくなります。
 もちろん、そんなときもあります。
 でも、ことわざにもあるように「後悔先に立たず」なのです。
 後悔は、後ろばかりを見て、道を閉ざしている状態です。
 よくも悪くも、強い思いは、自分のこころの底にある潜在意識に根を張ります。
 くよくよしたり、落ち込んだりすると、自分でそのことについて、「もう、できない」「わたしは失敗する」「このことに関わると、いいことがない」と思い込んで、実際に身体まで、それをできないように、また失敗するように動いてしまうものです。
 ですから、一時的に悔やんだとしても、すぐに気持ちを切り替えないと、また、悔やみたいようなことを呼び込んでしまうのです。
 なぜなら、前にも書いたように、「今の感情と同じ感情を呼び込んでしまう」という、神さまが作ったこの世の真理があるからです。
 では、どうすればいいのでしょう。
 そんなときは、「反省」するのです。
 後悔と反省は、似てるように思うかもしれませんが、ちょっと違います。
 後悔とは、してしまったことをクヨクヨと思い悩むこと。ここには感情の動きしかありません。
 一方、反省とは、何がいけなかったのか、自分の気持ちと行動を無意識に分析すること。ここには冷静で客観的な思考があります。
 そして、この思考の働きが、失敗した原因をあぶり出してくれます。ですから、反省は自分の前に道を開いてくれるのです。
 わたしたちは、どんなときに一番悩むかというと、「どうしていいか解らないとき」と「先に光が見えなくなってしまっているとき」です。
 ところが、一度は落ち込んだとしても、悔やんだとしても、何がいけなかったのか、その原因さえわかれば、自ずと、次にやるべきことが見えてくるでしょう。
 苦しくても、「これをやれば、なんとかなりそう。道が開けそう」と思えれば、気持ちも前向きになり、失敗を乗り越えられるのです。
 次にやることが見つかれば、その失敗をチャンスやステップに変えることができます。だから、悔やんだって後の祭り。それより、反省して先の光を見つけましょう。

 

井内 由佳 (いうち ゆか)

1964年福岡県生まれ。福岡市在住。福岡大学卒業後、現リクルートの福岡支社にアルバイト職として勤務。アルバイトながらもトップクラスの成績を維持し、希望した東京での勤務を認められる。90年、結婚と同時に夫と輸入自動車販売会社を起こし、91年より仕事と家事の傍ら人々の相談に応じるようになる(相談に訪れる層は、経営者、ビジネスマン、主婦、学生と幅広く、相談者は延べ2万人以上に及ぶ)。資金借入先の横領による数千万円の借金、家族の原因不明の病、待望の我が子の死産など、さまざまな試練を乗り越え、現在2男2女の母として、妻として幸せな日々を送っている。福岡、東京を中心に全国各地で開催する講演は、毎回満席になるなど人気を博している。 主な著書に、ベストセラーとなった『わたしが神さまから聞いたお金の話をしてもいいですか?』、『わたしが神さまから聞いた人間関係の裏ルールをお話しします。』(ともに総合法令出版)、『わたし、少しだけ神さまとお話できるんです。』(文屋)などがある。

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