読書感想文にも最適! シニア期の愛犬のケアとペットロスについて考える、新しい実用小説
ペットとの別れとその後を描いた物語
子どもの頃にペットとの悲しい別れを経験し、「もうあんな思いをするのはたくさんだ」と動物を飼えなくなってしまう人は少なくありません。『ぼくとコテツの最後の3ヵ月』は、ずっと一緒に過ごしてきた愛犬との別れと、その悲しみを受け入れ、前を向けるようになるまでの回復を描いた物語です。
物語の主人公である颯太のように、実際にペットとの悲しい別れを経験した子どもだけではなく、子どものつらい体験に寄り添う大人にも読んでほしい一冊です。

▲『ぼくとコテツの最後の3ヵ月』

▲コテツは颯太との散歩が大好き。
ストーリー
颯太は小学5年生。両親、弟の陽斗と長野で暮らしており、大好きなサッカーでスタメンになるのを目指して、日々練習を頑張っている。その傍らには、兄弟のように育った柴犬、コテツがいた。コテツは13歳になり、以前のようには活発に動けず、日課の散歩でも途中で座り込んでしまうことが増えた。颯太にとってコテツが大切な存在であることに変わりはなかったが、サッカーのスタメン入りのためには練習を休めず、散歩よりサッカーを優先する日々が続いていた。
そんなある日、コテツの具合が急に悪くなる。かかりつけの動物病院での診断結果はリンパ腫。すでに治療をしても治せる段階ではなく、高齢であるコテツには治療も負担になると獣医師に告げられる。しかし、少しでも長くコテツと過ごしたいと願う一家は、別の獣医師のセカンドオピニオンを受け、コテツに抗がん剤治療を受けさせることに決める。颯太はサッカーを頑張りたい気持ちに揺れながらもコテツとの時間を最優先にし、コテツも治療の甲斐あって体調が上向きになるが……。
ただ「悲しい」「泣ける」だけではない、大切な家族の一員と過ごす日々の輝きを描き、別れを未来へとつなげる物語。

▲シニア犬なりに元気に見えていたコテツだったが……。

▲颯太と家族はコテツとの一日一日を大切に過ごす。
コラムも充実
物語だけではなく、獣医師監修のコラムも充実しています。イラスト入りで子どもにもわかりやすく書かれており、シニア期を迎えたペットのケアからペットロスの向き合い方まで、正しい知識を得られるようになっています。ペットがいるご家庭は家族全員で読んで、普段から愛犬の様子をみんなで気にかけ、話し合える環境を作っておくといいかもしれません。

▲イラスト入りで子どもにも理解しやすい。
商品概要

■書名:『ぼくとコテツの最後の3ヵ月』
■監修:江本宏平
■著:槻木こえだ
■カバー・本文イラスト:くまおり純
■コラムイラスト:関谷由香理
■定価:1,430 円(税込)
■発売日:2025年8月1日
■発行:Gakken
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