聞かせ屋。けいたろう×accototo おもちの絵本『もっちーん』発売!

『もっちーん』

更新日 2024.11.15
公開日 2024.11.14
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『もっちーん』告知画像

 読み聞かせのプロとして活躍する聞かせ屋。けいたろうさん。非常勤で保育士として働くなか、低年齢向けの行事絵本がほしいという思いから、おもちの絵本を制作。絵は、『うしろにいるのだあれ』でおなじみ、accototoさん。ページをめくると、かわいいおもちが「もっちーん!」とのびる様子がユーモラスで、思わず子どもたちも声を出してしまいます。子どもたちの好きなおもちがモチーフで、保育園・幼稚園でのもちつき行事や、お正月にぴったりな絵本です。

内容紹介

 ぺったん、ぺったん、おもちがつきあがりましたよ。どんな風に食べよかな? のりとしょうゆ? あま~いきなこ? ページをめくると、おもちがもっちーんとのびるよ。おもちって楽しいね、おいしいね。赤ちゃんから楽しめるはじめてのおもち絵本。

「きょろっとした目がキュートなおもち」紙面

▲きょろっとした目がキュートなおもち

「ぺったんぺったん、もちつきのシーンから始まります」紙面

▲ぺったんぺったん、もちつきのシーンから始まります

「縦開きなのでページをめくると、おもちがのびるのがよくわかります」紙面

▲縦開きなのでページをめくると、おもちがのびるのがよくわかります

「のりとしょうゆ、納豆、ずんだ、あんこ……、バリエーションもゆたか」紙面

▲のりとしょうゆ、納豆、ずんだ、あんこ……、バリエーションもゆたか

「もちつきについて説明できるよう、裏表紙に臼と杵の絵が」紙面

▲もちつきについて説明できるよう、裏表紙に臼と杵の絵が

本書のポイント

1)保育の現場から生まれた

 読み聞かせのプロとして全国で活躍する聞かせ屋。けいたろうさんは、非常勤で保育士としても働いています。「低年齢向けの行事絵本があったらいいな」と感じていたそう。例えばお正月や、ひな祭り、七夕などを0~2歳児にどう伝えたらいいんだろう、導入に使える絵本はないかな、など。職場や全国のイベントで会う保育士さんたちからも、同様の声が聞かれたといいます。そんなとき、働いている保育園で毎年やっているもちつきを見て、「そうだ、お正月に、おもちがのびる絵本はどうだろう」とひらめきました。それから幾度となくダミーを作り、つきたてのおもちでおもちののびを確認したり、子どもたちに試し読みをしたりしながら、本書を作っていきました。

2)赤ちゃんから楽しめる

 はじめておもちを食べる子どもたち、保育園のなかでも低年齢の子どもたち(0~2歳児)にも楽しんでほしいという思いから、おもちがのびる前、のびた後の絵の変化や、「もっちーん」と声に出す楽しさを味わえる構成に。特に子どもたちはロケットの「5、4、3、2、1、発射!」とカウントダウンするのが大好きなので、おもちがのびるときの掛け声に「3、2、1、もっちーん!」を採用。ページをめくれば、思わずみんな声が出ます。保育園や幼稚園での読み聞かせにもぴったりです。

3)はじめての行事絵本として

 本書は、お米が蒸しあがり、ぺったんぺったんとつきはじめるシーンから始まります。そしておもちがつきあがると、のりとしょうゆ、納豆、ずんだなど、いろいろな食べ方を絵で見せていきます。裏表紙には「臼と杵」も描かれています。おもちは最初からおもちなのではなく、もち米を蒸して、臼と杵でついてできあがること、おもちにはいろいろな食べ方があることを、視覚的にも、体験的にもわかるように見せているのです。園やご家庭で小さいお子さんたちに、もちつき行事やおもちについて伝えたいときにおすすめです。

4)「いつか一緒に仕事をしたかった」accototoさんの思い

 accototoさんは、かわいい貼り絵とコラージュ作品を手がける、ふくだとしおさん、あきこさんのご夫婦ユニット。代表作は『うしろにいるのだあれ』などの絵本です。聞かせ屋。けいたろうさんとは以前から親交があり、いつか一緒に絵本を作りたいと思っていたそう。「今回絵のオファーがあって、とっても嬉しかったんです。テキストを読んで、まあるくて目がきょろっとしたかわいいおもちのキャラクターを思いつきました」といいます。背景の色をおもちごとに変えてポップな印象に。おもちがのびる前と後も、お椀やお皿の位置を固定しおもちの動きを大きくすることで、視覚的な効果を狙いました。絵はもちろん貼り絵で、なんと納豆の粒や糸まで貼り絵。細部までこだわった丁寧な仕事ぶりは必見です。

「「いつか一緒に仕事をしたかった」accototoさんの思い」画像

5)聞かせ屋。けいたろうさんが、『もっちーん』の楽しい読み方を公開!

 聞かせ屋。けいたろうさんが、ご自身の働く保育園で『もっちーん』の読み聞かせをしました。子どもたちは「もっちーん!」「おれ納豆がいい」「きなこがいい」など、口々に声をあげ、とってもにぎやか。その様子をぜひご覧ください。

『もっちーん』は、11月14日発売。保育園・幼稚園でのもちつき行事や、お正月にぴったりな、赤ちゃんから楽しめるはじめてのおもち絵本です。ご家庭で、保育園・幼稚園で、ぜひお子さんと一緒に「もっちーん」してみませんか。

【聞かせ屋。けいたろうさんプロフィール】

「聞かせ屋。けいたろうさん」画像

 絵本の文章作家・翻訳者・講演家。夜の路上で大人に絵本を読み始めて以来、絵本読み聞かせ、絵本講座、保育者研修会で全国を駆け巡る。保育士。二児の父。主な絵本に『どうぶつしんちょうそくてい』(絵・高畠純 アリス館)、『たっちだいすき』(絵・ひろかわさえこ アリス館)、『ようかいサッカー』(絵・ひろかわさえこ ポプラ社)、翻訳作品に『きょうりゅうかくれんぼ』(KADOKAWA)などがある。

聞かせ屋。ホームページ

【accototoさんプロフィール】

「accototoさん」画像

(ふくだ としお+あきこ)夫婦で制作活動、二女一男の父母。おもな絵本に「うしろにいるのだあれ」シリーズ(幻冬舎)、『いただきまーす』『ごちそうさま』(ともに大日本図書)、『あいうえおりょうりめしあがれ』(イースト・プレス)、エッセイに『絵本作家の森のいえ便り』(幻冬舎)などがある。絵本はいろいろな国で翻訳されている。動物をモチーフにしたタオルや陶器など、子ども向け雑貨も展開している。

accototo ホームページ

商品の紹介

『もっちーん』書影

■書名:『もっちーん』
■文・聞かせ屋。けいたろう 絵・accototo
■発行:Gakken
■発売日:2024年11月14日
■定価:1,320円(税込)

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