謎多き「江戸のメディア王」蔦屋重三郎の“べらぼう”な生涯を解き明かす!

『これ1冊でわかる! 蔦屋重三郎と江戸文化』

更新日 2024.09.13
公開日 2024.09.12
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江戸時代の敏腕プロデューサー・蔦重こと蔦屋重三郎と、蔦重がプロデュースした東洲斎写楽をはじめとする浮世絵師や文人、そして蔦重が関わった江戸の文化が、この1冊でまるごとわかる「令和の娯楽本」が登場!

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▼『これ1冊でわかる! 蔦屋重三郎と江戸文化』

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―――― 本紙のココがスゴイ! ――――
●蔦重(つたじゅう)こと蔦屋重三郎(つたや じゅうざぶろう)という人物や江戸時代の文化が、この1冊だけでわかる
●蔦重がプロデュースした数多の浮世絵や黄表紙、狂歌絵本など、ビジュアルも充実
●スタディサプリで社会科9科目を担当する日本一生徒数の多い社会科講師」が、わかりやすく、おもしろく解説


蔦屋重三郎に、大河ドラマに、浮世絵に興味を持ったらこの1冊!

 2025年の大河ドラマ『べらぼう』の主人公・蔦重こと蔦屋重三郎。現代でいうレンタル業、小売業、卸売業、出版業、広告代理店の経営者を兼ねた蔦重は、それまで上方(京都、大坂※現在の大阪)中心だった文化の拠点を江戸に移してしまうほどのパワーを持っていました。

 本書では、そんな蔦重の“べらぼう”におもしろい生涯とビジネスの手腕、そして蔦重が活躍した江戸時代の文化を、「日本一生徒数の多い社会科講師」である著者が、おもしろく、そしてわかりやすく解説しています。さらに、蔦重が深く関わった浮世絵師や文人ーー東洲斎写楽、喜多川歌麿、葛飾北斎、北尾重政、朋誠堂喜三二、山東京伝、恋川春町、大田南畝、十返舎一九、曲亭馬琴らの生涯や、彼らの手掛けた浮世絵、黄表紙、狂歌絵本といった江戸文化を代表する作品の数々を、豊富な画像とともにご紹介。歴史マニアではない人でも、当時の江戸の様子をリアルにイメージしながら、楽しく読み進めることができます。

 さらに「蔦重の生涯」「蔦重の仕事術」「写楽の作品と謎」「蔦重が関わったアーティスト」「蔦重の時代の江戸文化」と各章のテーマがきっちり分かれているので、大河ドラマを見ながら疑問に思ったり、わからないことが出てきたとき、すぐに調べることができるのも、ドラマファンにはうれしいメリットです。

 歴史好きな方はもちろん、大河ドラマが好きな方も、蔦重という人間や江戸時代の文化を1冊でまるごと楽しめる「令和の娯楽本」を、ぜひお手に取ってみてください。

『これ1冊でわかる! 蔦屋重三郎と江戸文化』書影

▲『これ1冊でわかる! 蔦屋重三郎と江戸文化』表紙

【本書の主な内容】

 第1章 メディア王・蔦屋重三郎の生涯
 田沼時代から寛政の改革を経て大御所政治の時代へ
[略年表]享保の改革から蔦屋重三郎が没するまで
 メディア王・蔦屋重三郎の仲間たち …ほか

「本書に登場する、主な絵師や作家たち。人材の登用・発掘・育成を柱にメディア王へと上り詰めた蔦重とともに江戸の文化をおおいに盛り上げた」紙面

▲本書に登場する、主な絵師や作家たち。人材の登用・発掘・育成を柱にメディア王へと上り詰めた蔦重とともに江戸の文化をおおいに盛り上げた

「天明年間の江戸では狂歌(ユーモアや滑稽を読み込む通俗的な短歌)が大ブームに。蔦重も狂歌師「蔦唐丸(つたのからまる)」となって狂歌の世界へ飛び込む(左下の人物が蔦屋重三郎)」紙面

▲天明年間の江戸では狂歌(ユーモアや滑稽を読み込む通俗的な短歌)が大ブームに。蔦重も狂歌師「蔦唐丸(つたのからまる)」となって狂歌の世界へ飛び込む(左下の人物が蔦屋重三郎)

 第2章 敏腕プロデューサー「蔦重」のすごさ
 蔦屋重三郎を成功へ導いた7つのキーワード
 年長者に礼を尽くして信用を得て次世代を育て積極的に登用する
 世間の味方「蔦重」という粋な男を演じ、江戸の人々の心をとらえた …ほか

江戸時代になると、読み・書きが普及し、木版印刷が発達。蔦重は大衆文学や浮世絵を「趣味の世界」からカルチャービジネスへと昇華させる 紙面

▲江戸時代になると、読み・書きが普及し、木版印刷が発達。蔦重は大衆文学や浮世絵を「趣味の世界」からカルチャービジネスへと昇華させる

 第3章 謎の絵師「東洲斎写楽」
 まったく無名の絵師だった東洲斎写楽に蔦重は賭けた!?
 レンブラント、ベラスケスと並び称された写楽
 10カ月の間に写楽が残した作品は、4期に分けられる …ほか

「蔦重が見出した伝説の絵師・写楽。その誕生の背景と謎とは…」紙面

▲蔦重が見出した伝説の絵師・写楽。その誕生の背景と謎とは…

 第4章 蔦重が見出した江戸のアーティスト
 浮世絵師 北尾重政/浮世絵師 喜多川歌麿/浮世絵師 葛飾北斎/戯作者 朋誠堂喜三二/戯作者・浮世絵師 恋川春町/狂歌師 太田南畝/戯作者・浮世絵師 山東京伝/戯作者 十返舎一九/戯作者 曲亭馬琴

「美人画で革新的な表現を開拓し、一世を風靡した喜多川歌麿は、蔦重がプロデュースして人気絵師に導いた代表的なひとり」紙面

▲美人画で革新的な表現を開拓し、一世を風靡した喜多川歌麿は、蔦重がプロデュースして人気絵師に導いた代表的なひとり

「富岳三十六景」などで世界的に知られる稀代の天才絵師浮・葛飾北斎だが、大器晩成型だった北斎を蔦重が叱咤激励する間柄だったという 紙面

▲「富岳三十六景」などで世界的に知られる稀代の天才絵師浮・葛飾北斎だが、大器晩成型だった北斎を蔦重が叱咤激励する間柄だったという

 第5章 もっと知りたい! 江戸と蔦重
 Q1.江戸の吉原ってどんなところ?
 Q2.江戸の庶民が楽しんだ娯楽とは?
 Q3.江戸時代って、本を読む習慣があったの?
 Q4.江戸時代の本はどんな印刷技術が使われたの?
 Q5.江戸で大人気の黄表紙ってどんな本? …ほか

 蔦重ゆかりの地を訪ねる

「江戸時代の中期以降、木版印刷の発達でさまざまなジャンルの本が出版されるようになり、庶民を楽しませるようになった」紙面

▲江戸時代の中期以降、木版印刷の発達でさまざまなジャンルの本が出版されるようになり、庶民を楽しませるようになった

【著者プロフィール】

 伊藤賀一(いとう・がいち)
 1972年、京都府生まれ。法政大学文学部史学科卒業後、早稲田大学教育学部生涯教育学専修卒業。東進ハイスクール講師などを経て、現在はオンライン予備校「スタディサプリ」で高校日本史・歴史総合・倫理・政治経済・現代社会・公共・中学地理・中学歴史・中学公民の9科目を担当。「日本一生徒数の多い社会科講師」として活躍中。著書は、『アイム総理』『改訂版世界一おもしろい日本史の授業』(以上、KADOKAWA)、『1日1ページで身につく! 歴史と地理の新しい教養365』(幻冬舎新書)、『いっきに学び直す教養としての西洋哲学・思想』(朝日新聞出版社、佐藤優氏との共著)など多数。

 Xアカウント @itougaichi

公式HP

※プロフィールは発刊時(2024年9月) のものです

商品の紹介

『これ1冊でわかる! 蔦屋重三郎と江戸文化』書影

■書名:『これ1冊でわかる! 蔦屋重三郎と江戸文化』
■著者:伊藤賀一
■発行:Gakken
■発売日:2024年9月12日
■定価:1,650円(税込)

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