『からだのふしぎしりたいな』シリーズ中国語版が2023年度中国「桂冠児童書百選」に入選! 初刷120万部、発売2週間で実売42万部の快挙
「からだのふしぎしりたいな」シリーズ中国語版
2023年度「桂冠童書推介活動」について
本推奨イベントは、2007年より毎年開催される児童書分野の表彰であり、中国の各出版社や各民営出版会社の自薦や他薦によりエントリーを受けた新刊作品の中から、専門家の審査や読者投票などを受け、100点の作品が選出される。本百選は、児童文学、絵本、知識読物、乳幼児啓蒙、主題図書の5つのジャンルで作品を選出しており、本作品は「知識読物」ジャンルでの入選となった。なお、本百選のうち、中国以外の作品は11点あり、日本からの作品は本作品のみとなった。
『からだのふしぎしりたいな』について
本作品の日本語版原作は、株式会社 Gakkenが1998年と2003年に創刊した『からだのふしぎしりたいな』全8巻(978-4-05-810536-8 La ZOO・作、すがわらけいこ・絵)、及び『からだのふしぎしりたいなII』全8巻(978-4-05-810706-5 La ZOO・作、すがわらけいこ・絵)。入学前のお子さんが興味を持つような「うんちのふしぎ」、「かぜのふしぎ」、「くしゃみおならどうしてでるの」、「からだ いたいいたい!」など16テーマで構成されている。また、子供たちが読みやすく、わかりやすいように、イラストと比喩を多用している。例えば、新聞紙で脳の大きさと構造を表現し、「脳ってこんなに小さいのに、実はこんなに大きく、いろんなことができるんだ」と説明していたり、おなかが空いている胃をジャンケンの「グー」と例え、おなかいっぱいとなった胃を「パー」と例えたりしている。このような面白く、子供にとってわかりやすい表現も、中国の親から高い評価を受けている。
中国は教育熱が高く、教育性のある良質な児童書に対するニーズが高まっており、児童書市場のスケールメリットが非常に大きい。栄信社の販売努力もあり、本作品は2023年6月に中国で発売以来、シリーズで初刷120万部、発売2週間で実売42万部の快挙を達成した。また、同年11月11日の「独身の日」商戦を機会に、発売開始5か月目にして、早くもシリーズ実売100万部を突破した。今後の売れ行きにも期待が大きい。