周囲と違うと気づき始めた子どもへの「説明という支援」の実践本!

『自閉スペクトラム 「自分のこと」のおしえ方 増補版』

公開日 2023.11.24
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自閉スペクトラムの子どもたちへの特性説明・診断告知のための実践的マニュアル。「説明という支援」を通じて、子どもたちの肯定的な自己理解をはぐくみます。

 自閉スペクトラムの子どもたちの肯定的な自己理解をバックアップするために、私たちはどのような説明をしたらよいのでしょうか。
 本書では、著者が臨床現場で長年取り組んできた診断説明を、実践的なマニュアルとしてまとめました。自身が周囲と違うと気づき始めた子どもたちに、自閉スペクトラムのことをいつ、どこで、誰が、どのように説明したらよいのか。そのための手順と、ひな型を用いた説明が丁寧に紹介されています。

『自閉スペクトラム 「自分のこと」のおしえ方 増補版』書影

ロングセラーの増補版!

 本書は、2011年発行の『自閉症・アスペルガー症候群 「自分のこと」のおしえ方』(初版)の増補版です。初版発売以来、多くの読者の支持を得てきました。

<増補版の特長>
◇診断名の変更など、医学の最新情報を反映
◇初版出版後、複数の大学の保健室・学生相談室で学生との面談を担当し、医療の現場でも大学生や社会人の診療が中心となった著者の経験を反映して、支援の対象となる「子ども」を大学生にまで拡大
◇説明のためのひな型の紹介ページがさらに充実

専用サイトからひな型をダウンロードして使える!

 増補版では、本文中で紹介しているひな型(資料・説明文例・勉強会資料など)のPDFデータを専用サイト(※)からダウンロードして使うことができます。
※本書をご購入いただいた方のためのサイトです。

「資料・説明文例・勉強会資料など」PDF紙面

本書の内容

 第1章:説明という支援
 第2章:自閉スペクトラムをどうとらえるか
 第3章:ひな型(テンプレート)を用いた説明
 第4章:特性や診断を説明する
 第5章:いつ、伝えるか
 第6章:誰が子どもに伝えるか
 第7章:説明で期待される効果、あるいは説明の目的
 第8章:説明の副作用
 第9章:説明のあとの支援
 巻  末:本人向け勉強会資料

心和むイラストを多数掲載!

 カバー・扉・本文イラストを、絵本作家・イラストレーターのカワチ・レンさんが担当。自然をテーマにした心和むイラストが多数掲載されています。

「第4章 扉」紙面

「第5章 扉」紙面

「第6章 扉」紙面

著者紹介

 𠮷田 友子(よしだ ゆうこ)
 1985年東京慈恵会医科大学卒業。精神科医師。専門は発達精神医学。横浜市総合リハビリテーションセンター児童精神科、横浜市北部地域療育センター診療係長を経て、よこはま発達クリニック設立時から20年間児童精神科医として勤務。2020年2月千代田クリニックを開業。また2005年2月に設立したiPECでは保健センター発達相談や大学学生面談など医療以外の発達精神学臨床や啓発活動に従事。
 主な著書は『高機能自閉症・アスペルガー症候群 「その子らしさ」を生かす子育て 改訂版』(中央法規出版 2009年、初版:2003年、英語版:Jessica Kingsley Publishers 2012年)、『あなたがあなたであるために―自分らしく生きるためのアスペルガー症候群ガイド』(中央法規出版 2005年、英語版:Jessica Kingsley Publishers 2007年)

▼iPEC(アイペック)子どもとおとなの心理学的医学教育研究所
 https://www.ipec2005.com/

商品の紹介

『自閉スペクトラム 「自分のこと」のおしえ方 増補版』書影

■書名:『自閉スペクトラム 「自分のこと」のおしえ方 増補版』
■著:吉田友子
■発行:Gakken
■発売日:2023年11月24日
■定価:1,980円 (税込)

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