「頭の良い子」はふだん何をしている? 200人の東大生とその親100人への取材をもとに「10歳の壁」で逆にぐんと伸びる子の習慣を明らかに!
『10歳からの東大式勉強術入門』
200人の東大生とその親100人に勉強術を聞いてみた!
「10歳の壁」という言葉があります。
この時期になると小学校での学習内容が急激に難化するうえ、急激な心身の成長に伴い、物事の捉え方や自己理解も大きく変化し、それまでと比較して「自分はできない!」と感じることが増え、自己肯定感が下がってしまう子が少なくないとされています。
本書では、この「10歳」という時期に着目し、200人の東大生とその親100人への取材をもとに、「勉強に前向きに取り組み、学び続けられる子」の当時の実態を探ってみました。
200人の東大生とその親100人への取材をもとに書籍化!
本書の最大の特徴は、「『頭の良い子』はふだん何をしている?」という誰もが気になる疑問を、東大生とその親への取材結果をもとに明らかにしている点です。実際に紙面には多くのデータがグラフや表の形式で掲載され、そのデータをもとに「頭の良い子」の習慣を浮き彫りにしています。
書名は「勉強術」と冠していますが、「机に向かせるコツ」「テストで満点を取る方法」といったことばかりではありません。勉強以外のことで自己肯定感を高め、それが勉強のやる気にもつながるという仮説のもと、幅広く生活習慣や趣味についても調査しています。
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[アンケート内容の一覧]
Q . 10歳頃、勉強は好きでしたか?
Q . 小学校の宿題は毎回取り組んでいましたか?
Q . 小学校の宿題以外で、平日どのくらい勉強をしていましたか?
Q . 小学校の宿題以外で、休日どのくらい勉強をしていましたか?
Q . 親から「勉強しなさい」と言われたことはありましたか?
Q . 英会話教室に通っていましたか?
Q . 勉強のやる気を引き出すために気を遣っていたことは何ですか?
Q . 10歳頃、子どものことをまわりよりも頭が良いと思っていましたか?
Q . 10歳頃の成績は、学校でどれくらいでしたか?
Q . 小学校のテストでは何点くらいとっていましたか?
Q . 英検・漢検のどちらかは受けていましたか?
Q . 勉強につまずいたり、つらくなったりしたとき、どうしていましたか?
Q . 主な勉強場所はどこでしたか?
Q . 中学受験はしましたか?
Q . 中学受験はしたほうがよいと思いますか?
Q . 塾には何年生から通わせていましたか?
Q . 子どもが夢中になった物事に、どう反応していましたか?
Q . 10歳頃、将来の夢はありましたか?
Q . 子どもに家事の手伝いをさせていましたか?
Q . 子どもの将来の夢を応援していましたか?
Q . 日常生活の疑問は誰に質問していましたか?
Q . 親と一緒に食事をしていましたか?(朝食)
Q . 親と一緒に食事をしていましたか?(夕食)
Q . 家庭内で子どもに対してルールを設けていましたか?
Q . テレビについて制限はありましたか?
Q . 子どもを叱ることはありましたか?
Q . 子どもを「やりたがらないけどやらないといけないこと」
に向き合わせるためにどうしていましたか?
Q . 子どもは10歳頃何時に起床していましたか?
Q . 子どもは10歳頃何時に就寝していましたか?
Q . 子どもの机はきれいでしたか?
Q . (朝食を)「毎日食べていた」人の主食は?
Q . 食事で気をつけていたことはありますか?
Q . 決まった額のお小遣いを毎月もらっていましたか?
Q . 趣味や興味をもっていたことは何でしたか?
Q . 家に図鑑はたくさんありましたか?
Q . 10歳頃どのくらい読書をしていましたか?
Q . どのくらいまんがを読んでいましたか?
Q . 子どもにすすめていた本はありますか?
Q . 何かスポーツをしていましたか?
Q . 子どもに読ませていた学習まんがなどはありましたか?
Q . していたスポーツはなんですか?
Q . ゲームはどのくらいの頻度でしていましたか?
Q . 子どもにどんな習い事をさせていましたか?
Q . とことん暗記していたものはありましたか?
Q . インターネットを使っていましたか?
Q . 携帯電話持やスマートフォンは持っていましたか?
Q . 学校以外で生き物や植物を育てたことがありますか?
Q . 12歳までに、海外に行ったことがありましたか?
Q . 12歳までに、どのくらい国内旅行に行っていましたか?
Q . 子どもに興味をもってもらうために、
親が誘導するのは良いことだと思いますか?
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著者からのメッセージ
本書で最もお伝えしたかったのは、「夢中になれるもの」を見つけてほしい、ということです。何かに夢中になることで「学びを深めることの楽しさ」を知ることができるだけでなく、「これについては詳しく知っている!」と思えることで、自分に自信が持てるようにもなります。「学びを深めることの楽しさ」を知っていれば、学校の勉強にも楽しさを見出せますし、自分に自信がある子はどんなことにも意欲的に取り組めるようになります。10歳頃の子どもにとって、「自信がある」ということはとても重要なことなのです。本書が、それぞれの子どもの性格や環境に合った関わり方を見つけるうえでの一助になれば幸いです。
著者 橋本拓磨
商品の紹介
■書名:『10歳からの東大式勉強術入門』
■著者:橋本拓磨
■発行:学研プラス
■発売日:2021年3月25日
■定価:1,430円 (税込)