手作りの料理や工作に挑戦しよう! 子どもと楽しむ「子どもの日」

子育て・暮らし・アイデア・小学生の学び

公開日 2018.05.10
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 5月5日は子どもの日です。男の子がいる家庭ではこいのぼりを飾ったり、女の子だけの家庭でも、柏餅を食べたりとさまざまな形で楽しまれています。

 菖蒲湯や子どもの日をお祝いする料理など、普段の生活にちょっと手を加えるだけで楽しい思い出にもなります。お子さまと一緒に準備すれば、楽しみながら日本の風習を学ぶこともできます。親子でできる子どもの日の楽しみ方についてまとめました。

子どもの日って何をする日?

 もともとは男の子のお祝いをする日でしたが、現代では、男女問わず「子どもの人格を重んじ、子どもの幸福をはかるとともに、母に感謝することが目的」の祝日として法律で定められています。まずは子どもの日に行う代表的なイベントを紹介します。

1.菖蒲湯に入る

 菖蒲は香りが強いため、古来より魔物を避ける力があるとして、邪気払いや厄除けに使用されてきました。日本でも古くから軒先に飾ったり、菖蒲湯に入ったりする風習があります。

2.柏餅を食べる

 柏は新しい実がつくまで葉が落ちないことから、子孫繁栄の縁起物とされてきました。そのため、端午の節句でも柏餅を食べるようになりました。

3.こいのぼりをあげる

 日本の武家では、家紋の入った幟(のぼり)の他に、男の子が生まれると金太郎や武者絵などが描かれた「武者幟」を立てる風習がありました。これを江戸町人が真似をし、立身出世のシンボルである鯉の絵を描いた幟をあげるようになりました。当時は乳幼児の死亡率が高かったので、健やかな成長を祈る気持ちの表れでもありました。

 ちなみに、鯉が立身出世のシンボルになったのは、中国の「登竜門」という故事で、鯉が滝を登り切り、龍になったと伝えられているためです。

4.五月人形を飾る

 鎧や兜は身を守るシンボルのため、子どもの健康と成長の願いが込められています。

 健康の日、みどりの日と続いて連休の方も多いでしょう。ゴールデンウィークとひとくくりにせず、菖蒲湯に入ったり、柏餅を食べたりと、日本の伝統の行事を楽しんでみてください。きっと子どもにとっても良い思い出になりますよ。

子どもと作ろう 簡単手作り柏餅

 子どもの日の定番である柏餅は、お店で購入する家庭が多いと思いますが、電子レンジを使えば簡単に家庭で作ることができます。子どもの日に親子でできる料理として、簡単に作れる柏餅の作り方をご紹介します。

・材料(5個分)

 上新粉 100g
 白玉粉 大さじ2
 砂糖 30g
 水 60cc~150㏄程度
 あん (こしあんでも粒あんでも) 100g
 柏の葉 5枚
 その他、生クリームやフルーツなどお好みで

・作り方

 1.  耐熱ボウルに上新粉、白玉粉、砂糖を入れて、菜箸などで軽く混ぜます。
   生地がサラサラの状態になるまで水を加え、全体が均一になるまでよく混ぜてください。
 2. ボウルにふんわりとラップをして、500Wにした電子レンジで4分加熱します。
 3. 加熱後、電子レンジから取り出し、木ベラなどを使って全体をよく混ぜます。
 4. 2と同じように再びラップをして、500Wにした電子レンジで4分加熱します。
   加熱後、生地に透明感が出て粉っぽさがなくなっていれば、加熱は終了です。加熱が不十分であれば、1分間ずつ追加で加熱をしましょう。
 5. 加熱が終わった生地は弾力が出るまで力強くこねます。
   生地が熱いのでミトンをしたり、キッチンペーパーでラップの上から包んだりするとこねやすいですよ。
 6. 生地を5等分して丸めます。
 7. 丸めた生地を手のひら位の大きさの楕円形に伸ばし、あんを乗せたら半分に折りたたみます。
   このとき、あんと一緒に生クリームやフルーツを挟んでアレンジしてもいいでしょう。せっかく自宅で作るのですから、オリジナルの柏餅を楽しみましょう。
 8. 最後に柏の葉で包めば完成です。

 お菓子作りは作った後に食べる楽しみもあります。ぜひお子さまと挑戦してみてください。

子どもの日はお子さまと一緒に楽しむ日

 柏餅作りの他にも、大きな紙で兜を折ったり、こいのぼりを工作したりするのもおすすめです。親子で一緒に作りながら、風習の由来などを話すのはいかがでしょうか。

 端午の節句の起源や言葉の意味については、子どもに話したい日本の行事「端午の節句」でも紹介しています。

 ぜひお子さまと一緒に楽しめるものを見つけてみてください。

ライター marie
 園児である子どもの子育てとライティング業務をこなすママライター。未就学児のころから英語教育を始めるなど、児童教育に興味を持ち、親子ともどもさまざまなものにチャレンジしている。

※このコラムは、「ガッケン!ハッケン!学研ゼミ 保護者のよみもの ハッケン!みっけ!」に掲載されていたものです。

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