「何のために働くのですか?」
「どうして仕事をしなければならないのですか?」
そんな質問をする人がいる。
生活のために働くというのでは、納得できないのだろう。
何のために仕事をするかといえば、
人間を知るためだ。
すべての仕事は人間を研究して、人間を幸せにするために存在する。
仕事を通して人間を研究していない人は、仕事をしたことにはならないのだ。
会社で働いていれば、否が応でも同僚とコミュニケーションを取っていかなければならない。
フリーランサーとして活躍していても、取引先なしでは仕事にならない。
ネットビジネスをしていても、メールを通して無限の人と関わることになる。
作家志望で今のアルバイトは仮の仕事だといっても、アルバイトで接する人間を通して学べなければ作家には永遠になれない。
すでにお気づきのように、人間の研究の深度によって年収や社会的地位が決定づけられている。
職業や役職に関係なく、人間の研究は求められる。
人間の研究が進んでいる職業は、繁栄する。
人間の研究が進んでいる人は、
出世する。
「明日もまた会社か」と溜息をつくのではなく、「明日もまた人間の研究だな」
と嬉々として家を出るようにしよう。
千田 琢哉 (せんだ たくや)
文筆家。 愛知県犬山市生まれ、岐阜県各務原市育ち。 東北大学教育学部教育学科卒。 日系損害保険会社本部、大手経営コンサルティング会社勤務を経て独立。 コンサルティング会社では、多くの業種業界における大型プロジェクトのリーダーとして戦略策定からその実行支援に至るまで陣頭指揮を執る。 のべ3,300人のエグゼクティブと10,000人を超えるビジネスパーソンたちとの対話によって 得た事実とそこで培った知恵を活かし、 “タブーへの挑戦で、次代を創る”をミッションとして執筆活動を行っている。
■E-mail
info@senda-takuya.com
■ホームページ
http://www.senda-takuya.com/
作品紹介
たった2分で、自分を変える本。(文庫版)
君の決意を支える63の言葉のサプリ
自分を変える秘訣は1%ずつ、100回かけて変わっていくこと…。20代、30代のカリスマ・千田琢哉の人気作、待望の文庫化!
定価:552円+税/学研プラス
バックナンバー
- 人生は変えるものではなく、 変わるもの。
- 物を捨てると、 年収が上がる。
- みんなが見ている方向ではなく、 見ている人を見る。
- 相手に「ありがとう」を 強要する挨拶は、いやらしい。
- 「義務」という文字を、すべて「権利」に置き換えてみる。
- 常識を捨てる 快感を知る。
- 100%変えようと力むと挫折する。 1%ずつ100回変えよう。
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