年齢を重ねるほど、 時間は速く過ぎ去っていく。

千田琢哉『私たちの人生の目的は終わりなき成長である』セレクション

更新日 2020.07.30
公開日 2015.06.29
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あなたが10代や20代であればまだ気づかないかもしれないが、ぜひ知っておいてもらいたいことがある。
人は生まれてから死に近づいていくほどに、時間が速く過ぎ去っていくということだ。
年齢を重ねるほどに、時間は速く過ぎ去っていくのだ。
10代の頃の1年といえば、随分いろんなことができそうだと思っていた。
ところが30代や40代になると、1年でできることなんて限られていると感じるようになる。
これが60代や70代になると、1年なんてあっという間に過ぎ去っていく。
換言すれば、10代や20代のうちから時間の大切さを理解しておくと、それだけ充実した人生を送れるということだ。
地位も名誉も獲得した大富豪たちが、揃いも揃って時間を大切にしているのは、人生で最も大切なものは時間であると知っているからだ。
これは、大富豪になったから時間の大切さを理解できるようになったのではない。
名もなく貧しい頃から時間を大切にしてきたからこそ、大富豪になれたのだ。
大富豪ほどではないにしても、サラリーマン社会においてもこれは言える。
サラリーマン社会では、時間の大切さを理解できた社員の順に、出世していく。
これは私の取引先も例外ではない。
ヒラの編集者は平気で遅刻するし、編集長になるとまず遅刻しない。
これが重役クラスになると、15分前には到着しておきながらも、気を遣わせないようにどこかで時間を潰して、ちょうど5分前にインターフォンを鳴らす。

時間の大切さの理解度は、
社会的地位そのものなのだ。

 

千田 琢哉 (せんだ たくや)

文筆家。 愛知県犬山市生まれ、岐阜県各務原市育ち。 東北大学教育学部教育学科卒。 日系損害保険会社本部、大手経営コンサルティング会社勤務を経て独立。 コンサルティング会社では、多くの業種業界における大型プロジェクトのリーダーとして戦略策定からその実行支援に至るまで陣頭指揮を執る。 のべ3,300人のエグゼクティブと10,000人を超えるビジネスパーソンたちとの対話によって 得た事実とそこで培った知恵を活かし、 “タブーへの挑戦で、次代を創る”をミッションとして執筆活動を行っている。

■E-mail
info@senda-takuya.com

■ホームページ
http://www.senda-takuya.com/

作品紹介

私たちの人生の目的は終わりなき成長である

20代のカリスマ・千田琢哉が贈る新感覚エッセイ。基本に忠実に、覚悟を決めて、永遠に成長し続けるための80のルールを提案。
定価:本体1,200円+税/学研プラス

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