人間関係で何が楽しいかといって、好きな人を笑顔にしようとがんばることほど楽しいことはない。
好きな人とは、嫌いになろうとがんばっても嫌いになれない人のことだ。
嫌いな人やどうでもいい人に不器用な愛想笑いをするよりは、好きな人に満面で微笑みかけることだ。
幸運にも好きな人から笑顔が返ってくると、嫌なことなどスッと忘れられる。
好きな人を笑顔にする努力をしていれば、それ以外の人に対しても寛容でいられるのだ。
ほとんどの人はこの逆をやらかしてしまう。
好きな人に素っ気ない態度を取り、嫌いな人、どうでもいい人に必死で気を遣う。
心の状態と体の動きが逆なのだ。
心と体は常に一体化してバランスを保っていなければ、必ずどこかに異常を来たす。
心の病になるか体の病になるかは個人差があるものの、いずれにしても病気になることでシグナルを発する。
「このままでは幸せになれないから、ちょっと休憩して心と体を一致させてね」という合図なのだ。
仮に自分に嘘をついて、嫌いな人やどうでもいい人に気を遣ったとしても、
大好きな人に素っ気ない態度を取ってはいけない。
愛に背く行為はすべて自然の摂理に反するから、遠慮せずに愛に忠実に生きることだ。
千田 琢哉 (せんだ たくや)
文筆家。 愛知県犬山市生まれ、岐阜県各務原市育ち。 東北大学教育学部教育学科卒。 日系損害保険会社本部、大手経営コンサルティング会社勤務を経て独立。 コンサルティング会社では、多くの業種業界における大型プロジェクトのリーダーとして戦略策定からその実行支援に至るまで陣頭指揮を執る。 のべ3,300人のエグゼクティブと10,000人を超えるビジネスパーソンたちとの対話によって 得た事実とそこで培った知恵を活かし、 “タブーへの挑戦で、次代を創る”をミッションとして執筆活動を行っている。
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作品紹介
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バックナンバー
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- 頭のキレより、 好かれることのほうが大切。
- 金で買える自信があれば、 迷わず買えばいい。
- 大切な人との喧嘩別れは、 成功のリトマス紙になる。
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