お金はガソリン。 車をどう走らせるかは、運転手次第だよ (斎藤一人)

斎藤一人・千葉純一『斎藤一人 大開運 人生を楽しむ仕組み』セレクション

更新日 2020.07.29
公開日 2017.08.08
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 お金って、たとえていえば、ガソリンみたいなものなの。
 ガソリンがないと車は走らないんだよ。ただそれで穏やかなドライブをするか、暴走するかは、運転手の問題なんだよ。
 お金も同じで、なくては生活できないけれど、お金を使ってどういう人生にするか、それは、お金を持つ人次第なんだよ。

 何でも行きすぎはダメで、危機感なく湯水のごとくお金を使ってもいけないし、あまりケチにして、使うところに使わないのもダメなの。
 そういうのは口で言ってもわからないし、他人からいろいろなことを言われても、結局、人はやりたいようにやるの。だから、最初は失敗するしかないの。
 失敗しないでわかっている人は、前世で経験しているということなんだよ。

 純ちゃんも、お金で最初は失敗したよね。急にいばっちゃうようになった。これは一番深い理由を言うと、愛を求めていたからなんだよね。
 子どものころに親の愛情が足りないと感じてきた人は、大きくなってからも、周りにかまってほしいって、愛情を求めるんだよ。
 ところが、大人になると、かまわれる側から、かまってあげる側へと変わらなくちゃいけない。かまってほしいのに、人をかまわなきゃならなくなったり、人の面倒を見なきゃならなくなったり。だから、余計に苦しくなるの。
 それを何とかしたくて、お金を持つといばっちゃう。ウソでもいいからチヤホヤされたい、甘えたいんだよね。
 でも、根っこでは親の愛を求めているの。だから、いくらいばっても満たされないんです。
 本当に求めているのは、いばることじゃなくて、親の愛なの。いばってるんじゃなくて、愛を求めてるんだよね。

 これをなおす方法が、1つあります。
 環境は変えられないんだよ。話を聞いてくれない親もいるし、もっとひどいのは虐待する親もいるんだよ。そういう親のもとに生まれちゃったんだから、今世の定めなんだよ。
 ところが、親を替えてしまうことができるんだよ。
 私たちは、もとはみんな神の子なんだよ。
 だから、「神様が親なんだ」と思えば、自分の中で親を替えることができるんです。そこで親の愛を求める気持ちも、満たすことができるんです。神様はもちろん、愛情たっぷりだからね。
 だけど、やっぱり今世の親が恋しいこともあるでしょう。そんなときは、「ご神木」に話しかければいいんです。
 ご神木とは、神社の境内にある、神様に守られた樹木です。
 どこの神社のご神木でもかまわないから、ご神木のところに行って、「お母さん、今日は幸せだったよ」「お父さん、旅行に行ってきたよ」などと話しかけるんです。

 ご神木に手を合わせれば、神様のエネルギーを感じることもできるし、親の愛を感じることもできるんだよね。

(斎藤一人)

(※この連載は、毎週火曜日・全8回掲載予定です。7回目の次回は、8月15日掲載予定です。)

 

斎藤 一人 (さいとう ひとり)

実業家。「銀座まるかん」(日本漢方研究所)創業者。1993年以来、12年連続で全国高額納税者番付(総合)10位以内にただ1人ランクインし、2003年には、累計納税額で日本一になる。
土地売却や株式公開などによる高額納税者が多い中、納税額がすべて事業所得によるものという異色の存在として注目される。著書多数。近著に『神様に喜ばれる人とお金のレッスン』(高津りえ共著)、『斎藤一人 大開運 人生を楽しむ仕組み』(千葉純一共著/以上学研)、『斎藤一人 品をあげる人がやっていること』(高津りえ共著)、『お金の真理』(以上サンマーク出版)、『絶対、よくなる!』(PHP研究所)などがある。

 

千葉 純一 (ちば じゅんいち)

1961年、東京都江戸川区生まれ。舛岡はなゑさんの営んでいた喫茶店「十夢想家(トムソーヤ)」で斎藤一人氏と出会い、弟子入りする。銀座まるかん千葉純一グループ代表。著書に『斎藤一人 だれでも歩けるついてる人生』(K Kロングセラーズ)、『斎藤一人 お金に嫌われない大成功の仕組み』(マキノ出版)がある。

 

作品紹介

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