『介護の花子さん』の読書感想文が鳥取県知事賞を受賞いたしました。

『介護の花子さん』

公開日 2025.04.16
  • Facebook
  • LINE
  • Pinterest

「介護」は難しいこと? ――自らの経験と、作中の人物の姿をもとに考えた小学5年生の感想文が、最優秀賞に選ばれました。

『介護の花子さん』の読書感想文が見事最優秀賞を受賞!

「第43回とっとり読書絵てがみ・感想文コンクール」(鳥取県学校図書館協議会、新日本海新聞社主催)の「感想文部門」において、『介護の花子さん』の感想文を書いた、鳥取大学附属小学校5年生の河﨑聖良さんが、最優秀賞である鳥取県知事賞を受賞しました。

▲「第43回とっとり読書絵てがみ・感想文コンクール」表彰式(河﨑聖良さんは前列左から3番目)。

▲受賞した河﨑聖良さんの感想文。


<河﨑聖良さんの受賞コメント>
「介護は難しそうだなと思っていて、普段はあまり本を読まないけれど介護のことを知りたくなって、この本を読みました。読書感想文を書いたのは4年ぶりで、介護をしている人や、ひいおばあちゃんに気持ちを伝えたいと思いながら書きました。お兄ちゃんも5年生のときに同じ賞をもらっていて、僕の受賞を喜んでくれてとてもうれしかったです。介護という難しい言葉を使わなくてもおばあちゃんたちを自然と助けられる世界になってほしいです」


★「とっとり読書絵てがみ・感想文コンクール」結果と受賞作品はこちらでご確認いただけます

とっとり読書絵てがみ・感想文コンクール

『介護の花子さん』について

『介護の花子さん』は、人気作家のあさばみゆき氏による連作短編集で、2024年9月5日に発売されました。実際のサ高住(サービス付き高齢者向け住宅)施設「ココファン」への取材をもとに書かれた本書は、コミカルな描写を交え、全体的に軽やかな雰囲気ながらも、理想を描いただけの物語には留まらず、人の生活を支える難しさや、命に向き合う際の葛藤など、「介護」や、その現場で働く人のリアルが伝わってくる作品となっています。

▲『介護の花子さん』

▲介護の現場を描いた、「笑いあり、涙あり」の連作短編集。

■あらすじ

 山田花――通称「花子」は、ちょっぴりお調子者で、笑顔だけが取り柄(と自分では思っている)の22歳。やりたいことも、これといった特技もなく、とうに就職先が決まった友人たちをよそに、就職活動で大苦戦していた。そんなある日、1件だけ内定通知が届く。それは、サ高住、「ふぁんホーム」からだった。藁にもすがる思いで花は、「ふぁんホーム」へ就職する。

 ところが、思い切って飛び込んだ介護の世界は想像以上に大変なことばかり。早々に転職を決意した花は、新たな就職先が決まるまでの「つなぎ」のつもりで「ふぁんホーム」の仕事を続けるが、厳しさと優しさを兼ね備えた先輩スタッフに囲まれ、性格も入居理由もさまざまな入居者たちと関わっていくうちに、心が揺らぎ始め……。

▲主人公の花をはじめ、介護に対する考え方や経験が異なる職員たちと、さまざまな家庭事情を持った個性豊かな利用者たちが登場。

▲花は、唯一の取り柄「笑顔」で介護の仕事を乗り切ろうとするも、それで全てがうまくいくはずもなく……。

▲職員や利用者との関わりのなかで、介護の仕事に全力で向き合うようになっていく花。

▲河﨑聖良さんの感想文でも触れられていた花の母と祖父のシーン。花は、体調を崩した利用者の八重のことを聞き、かつて見た祖父の姿を思い出す。

著者プロフィール

あさばみゆき

 横浜市在住。3月27日生まれ。主な作品に『いみちぇん!』『サバイバー!!』(角川つばさ文庫)、『歴史ゴーストバスターズ』(ポプラキミノベル)などの児童文庫のシリーズがあるほか、ライト文芸やライトノベル(あさば深雪名義)も。

公式ホームページ

商品概要

■書名:『介護の花子さん』
■著:あさばみゆき
■絵:くりたゆき
■定価:1,210円(税込)
■発売日:2024年9月5日
■発行:Gakken

本書を購入する(Amazon)
本書を購入する(楽天ブックス)
本書を購入する(ショップ学研+)
【電子版】
本書を購入する(Kindle)
本書を購入する(楽天kobo)

・・・・・・・・・・・・・

★YouTubeチャンネル「学研ミリオンず【公式】」もご覧ください!

\チャンネル登録をお願いいたします!/

YouTubeチャンネル 学研ミリオンず【公式】

・・・・・・・・・・・・・

  • Facebook
  • LINE
  • Pinterest