身の回りにある、きかいのしくみをどれだけ知っていますか? ここだけの話、えんぴつ削りやドライヤー、トイレの中には小さな人たちがいて、すべて彼らが動かしているんです!
もくじ
あなたの知っているきかいのしくみ、ほんとうに合っていますか?
「中には複雑な部品や、バッテリーがあって…」そんな答えはナンセンス! 図鑑にも、取り扱い説明書にも載っていない「ぼくだけがしっている」きかいのしくみをご紹介します。
朝、起こしてくれているのは?
毎日家中に聞こえるほど、大きな音で起こしてくれる目覚まし時計。中には何があるのかというと…「めざましDJ」たちがパーティーをしていた!「うるさいなぁ…」と思ってもそっと目覚まし時計を止めて、ノリノリな一日を始めましょう。
えんぴつが削れるのは…?
いつもえんぴつが一瞬で削られて出てくるのはなんでなんだろう? それは「けずりざむらい」が中で、素早く削ってくれるおかげだった! 今もあなたの机の上にある「どうじょう」で、けずりざむらいは修行中かもしれません。
ドライヤーの風の正体はおなら!?
長い髪のおしゃれさんもびっくり! ドライヤーは「おならたい」と「おたすけたい」の協力で動いていたのです。時々変なにおいがしても許してあげなくちゃいけない。あたたかい風(おなら)、冷たい風(おなら)が出せるおうちのドライヤーは、実は優秀なのかもしれないからね…!
ほかにも、いろんな家電やきかいが登場!
まだまだ続く、家にあるきかいや家電のしくみ。しくみのほかにも、きかいの扱い方の注意書きも紹介しているので、そこをよく読み、今後の使用にいかしてください。例えば、「AIアシスタント」。「へんなしつもんをすると しずかになる」とのこと。「ミシン」の場合は、「つかれると、いとが からみやすくなるので ときどき きゅうけいがひつよう」らしい。ほかにも、「電気シェーバー」「炊飯ジャー」「ミキサー」のヘンテコしくみも、ぜひお楽しみに。
最後にはトイレのしくみも
トイレは毎日使っていて、なかったら一番困るもの。流すためにも、実はたくさんの小さな人が働いていています! 気になるしくみはぜひ本の中でお確かめください。
妄想大好き作家・大串ゆうじ氏のしくみ
奇才・板尾創路氏とタッグを組んだ絵本『うまにんげん』(岩崎書店)が話題! 妄想&ファンタジーの世界満載の絵本を多数制作。
1976年生まれ。絵本作家、画家、イラストレーター。多摩美術大学絵画科油画先行卒業。第29回ザ:チョイス年度賞入賞(2012年)。絵本の作品に『やまがみさまのきょだいべんとう』(偕成社)『ねたあとゆうえんち』(白泉社)など多数。
緻密な絵で描かれる独特な妄想世界。細部までに、これでもか!とこだわった笑いやユーモアを詰め込むサービス精神。大串氏いわく、これらの創作動力はすべて、背中に積んだ単三電池2本のおかげだそう。
商品の紹介
■書名:『ぼくだけがしっている ヘンテコなきかいのしくみ』
■作・絵:大串ゆうじ
■発行:Gakken
■発売日:2022年11月29日
■定価: 1,540 円(税込)