お金はなくても毒舌と愛があれば幸せ! 激動の昭和史を生き抜いた“毒蝮一家”のファミリーヒストリー

『たぬきババアとゴリおやじ 俺とおやじとおふくろの昭和物語』

更新日 2020.10.15
公開日 2020.10.12
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『たぬきババアとゴリおやじ 俺とおやじとおふくろの昭和物語』書影

稀代の毒舌家を育てた親について、昭和という時代について、親友・立川談志について毒蝮三太夫が初めて語る!

 毒蝮三太夫の知られざる半生を描く注目の一冊。親友の立川談志に「お前の親を見てるとお前が上品に見える」と言わしめたひょうきんでユニークな父と母。口は悪いが愛のある、天衣無縫で八方破れなエピソードを軸に戦前戦後の激動の昭和史を綴っている。“庶民の生きる知恵”“家族の大切さ”“貧しさの美しさ”……コロナ禍で見直されている価値観がここにある。

令和の時代、コロナ禍だから読みたい一冊

 やれオリジナリティーが大切、個性が大事だと言いながら、常識という枠に囚われ、鋳型にはまって身動きが取れなくなってるヤツが、今とても多いように俺は感じている。そんなんじゃ、相次ぐ天災やコロナ禍にみまわれ、先が見えないこの時代、生きられないぜ。(「前口上」より抜粋)

「目次 一出会い」紙面

「目次 二生きる」紙面

「目次 三別れ」「一出会い トビラ」紙面n

「一 出会い」紙面

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■目次
 一 出会い
 ゴリおやじとたぬきババア
 たぬきは料理がからッ下手
 木造長屋の同潤会の町
 兵隊ごっこで社会勉強
 髪結いの箱にありがたい言葉
 ふたりをひき会わせた関東大震災
 海軍技術研究所に出入りする大工
 おふくろが墓参りする人
 兄たちの出征を見送らないおやじ
 二つの疎開で消えた友だちと家
 山の手を襲う大空襲
 生死を分けた水中めがね
 革靴の中に残されたもの
 汲沢の掘っ建て小屋
 人生初芝居は「コーリャンのお赤飯」

 二 生きる
 焼け跡のキャッチボール
 二人の兄の復員
 発疹チフスで生死の境をさまよう
 買い出しで小芝居大芝居
 たぬきババアの腹いせお女郎さんが来るしるこ屋たぬき
『鐘の鳴る丘』で役者デビュー
 ゴリおやじのかつお節
 卒業祝いのワイシャツ

 三 別れ
 立川談志という奴
 アパート「たぬき荘」からテレビ局通い
 ゴリおやじの一升瓶と一輪挿し
『ウルトラマン』で激変した役者人生
 毒蝮三太夫、ここに誕生す
 ラジオ出演でまたまた人生大転換
 たぬきババア、首相官邸へ行く
 おふくろの死とババア発言
 生きたいように生きたふたり
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商品の紹介

『たぬきババアとゴリおやじ 俺とおやじとおふくろの昭和物語』書影
■書名:『たぬきババアとゴリおやじ 俺とおやじとおふくろの昭和物語』
■著:毒蝮三太夫
■発行:学研プラス
■発売日:2020年10月8日
■定価:本体1,300円+税

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