近くの公園でもよく見かけるアリですが、地面の上を歩いているのは、じつはほんの一部。地面の下では、女王アリを中心に数千匹の働きアリが、匂いや音で互いにコミュニケーションをとりながら仲良くくらしています。
そんなふだん見られない土の中のアリの世界をのぞけるのが、この飼育・観察キットです。
キットの特長
●1.生態が間近で観察できる透明ケース
飼育ハウスは、薄くて透明なので、巣作りのようすやふしぎな生態が間近で観察できます。ハウスの大きさは、幅22cm、高さ15cm、厚さ1.5cm。30匹ほどのアリが飼育可能。
●2.2色の砂で運搬がはっきり見える
2色の砂だから、アリが運んだ砂が一目瞭然。巣穴の工事が進むと、下の茶色い砂がどんどん上へ運ばれ、砂の混ざり具合でアリの働きぶりが確認できます。
●3.広くて透明な「えさ場」
ふた付きで、えさの出し入れも簡単。アリがえさを食べているところをじっくり観察できます。
●4.アリをキズつけずに集められる「アリとりカプセル」
食べ物を入れたカプセルを巣の近くに置いておくだけで、アリを簡単に集められます。カプセルをハウス上部にセットすればアリがハウスへ移動します。
●5.えさ場の広いスペースを利用して、アリの生態実験ができます。
実験例1)アリはどんな食べ物が好き?
えさ場にいろいろな食べ物を並べて、どの食べ物にいちばん集まるか確かめてみましょう。
実験例2)アリは迷路を抜けられる?
付属の「迷路の壁」をえさ場にセットして迷路を作り、ゴールに食べ物を置いたら実験スタート。アリは迷路を抜けて、食べ物をゲットできるでしょうか。
自由研究にも役立つ充実のガイドブック
ガイドブックはオールカラーの全28ページ。アリの飼育方法のほかに、身近に見られるアリの種類や、ふしぎな生態を写真やイラストでたっぷり紹介しています。また、自由研究に向いた簡単な生態実験やレポートのまとめ方もわかります。ガイドブックの監修は、日本一アリの飼育に詳しい島田拓氏。(AntRoom運営)
アリは分業でコロニーを維持する社会性昆虫であるため、興味深い行動がたくさん観察できます。触覚であいさつしたり、食べ物を口移しで仲間に分け与えたり、仲間同士で体をグルーミングしあったり、まるで人間の行動を見ているようで見飽きることがありません。アリたちの会話を想像しながら、楽しく飼育してみてください。
※イラスト:いずもり・よう
商品紹介
科学と学習PRESENTS『ふしぎの国のアリのすハウス』
価格:1980円(税込)
発売日:2020年6月16日
発行所:(株)学研プラス
※このキットは、『アリのす飼育観察キット』の改訂版です。