「生きている化石」が自宅で飼える! 自由研究は『おばけえびすいすい水族館』がおすすめ!!

科学と学習PRESENTS『おばけえびすいすい水族館』

更新日 2021.07.08
公開日 2019.07.12
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 夏休みの自由研究などで、おうちで生き物の飼育・観察をしたいと思っている方におすすめなのが、『おばけえびすいすい水族館』です。

恐竜時代から生きている“すごい”生物

▲オスの成体(体長約1cm)

「おばけえび? 聞いたことないなあ」と思った方は大正解。体が半透明で、顔がおばけに似ていることから、編集部が独自に付けた名前です。
 正式名称は「アルテミア」で、アメリカなどの塩湖だけにすむ甲殻類の仲間のプランクトンです最大の特徴は乾燥に強い卵を産むこと。乾季に湖の水位が下がって卵がカラカラに乾いても生命活動を維持できます。乾燥卵の状態で20年以上も休眠できるというから驚きです。8500万年前の恐竜時代から姿をほとんど変えずに生き残っているため、「生きている化石」とも呼ばれています。
 そんな“すごい”生物を飼育できるのが、『おばけえびすいすい水族館』です。

▲左から乾燥卵(直径0.1mm)。右が幼生。

ライフサイクルを観察しよう

▲入っているもの。水槽の背景に飾る台紙付き。

 キットには、乾燥卵のほかに飼育ケース、海水のもと、専用のえさなど、必要なものがすべてそろっているので、すぐに飼育がはじめられます

▲手動式の空気ポンプ。毎日シュポシュポして水に酸素を供給。

 やることは、くみ置きした水に塩と乾燥卵を入れるだけ。塩水を吸った卵は眠りから覚め、2日以内に孵化します。脱皮をくり返して成長し、20日間ほどで成体に。うまく育てるとオスとメスがペアーになり、メスが抱えた卵から今度は直接赤ちゃんが誕生します。
 ライフサイクルが短いので、夏休み期間中に誕生、成長、結婚、産卵、死の一生を観察できます。

 日々観察していると、えさの食べ方や泳ぐときの脚の使い方などについて、いろいろと気付くこともあるでしょう。付属のブックにはミニブックの観察日記もあるので、そこに成長の様子をスケッチしたり、気付いたことをメモしたりしましょう。記録をレポートとしてまとめれば立派な自由研究の完成です。

 乾燥に強い卵は寒さにも強いのでしょうか。卵は真水でも孵化するのでしょうか。疑問に思うことがあったら実験してみてください。ガイドブックには、乾燥卵だからこそできる簡単な孵化実験も紹介しています。観察日記に加えて孵化実験もおこなえば、少し掘り下げた自由研究になります。

 お腹を空かしているときにえさをやると水面に寄ってくることがある、かわいいおばけえび。すいすいと気持ちよさそうに泳いでいる姿は、見ていて飽きません。そんなおばけえびたちと過ごした夏は子どもたちの一生の思い出となるにちがいありません。

商品の紹介

科学と学習PRESENTS『おばけえびすいすい水族館』
価格:1980円(税込)
発売日:2019年5月28日
発行所:(株)学研プラス

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