のぞいて、めくって、さわって、考えて。子どもたちはみんな、しかけ絵本が大好きです。今回は、楽しさ満載のしかけ絵本から、おすすめの3冊を紹介します。
やさいさん (さく tupera tupera)
ユーモアたっぷりのしかけ絵本
地面から葉っぱだけをのぞかせている野菜たち。これはいったいなんの野菜? しかけとびらを上にめくると、「ずっぽーん!」と野菜が姿をあらわします。にんじん、ごぼう、さつまいも、ときには野菜に化けたモグラちゃん。あてっこ遊びも楽しめますし、野菜の名前を覚えることもできます。
多くの子どもの心をつかんで、いまではシリーズ累計100万部。ユーモラスな野菜たちの表情に、大人もおもわずニヤリとさせられます。
シリーズには「やさいさん」のほかに、「くだものさん」「ぼうし とったら」「かぜビューン」の3冊があります。どちらもおすすめです。
ふわふわだあれ? (NEWぴよちゃんとあそぼ!シリーズ)
さわって遊ぶ新感覚のしかけ絵本
ページに空けられた穴から、動物たちに触れているような手触りの布がさわれます。
これはなんの動物? ページをめくると、ひよこのぴよちゃん、いぬさん、ひつじさんなど、かわいい動物たちが姿をあわらします。あてっこ遊びが楽しめますし、ふわふわの素材で作られた布にふれていると、それだけでやさしい気持ちになってきます。
小さくて丈夫なので、お出かけにも重宝しますよ。
はっけんずかん どうぶつ 改訂版
絵本として楽しめる図鑑
ページを開くと、ライオンやゴリラ、キリンにカバと、みんなの大好きな動物たちが見開きいっぱいにあらわれます。動物たちのイラストには、たくさんのしかけとびらが隠されています。
しかけとびらをめくると、シマウマの子どもが生まれたり、ゾウが水浴びをしていたり。とびらごとにクイズのような問いかけがあるので、お子さんと会話をしながら楽しめます。
「はっけんずかん」には「どうぶつ」のほかにも「のりもの」「たべもの」「きょうりゅう」「むし」「うみ」などのテーマがあります。お子さんの興味に合わせて選んでみてはいかがでしょうか。
しかけ絵本で驚きと感動を
ひらく、つまむ、ひっぱる、めくる……しかけ絵本は、子どもの感性や知能を育むのに最適です。ページをめくったときの驚きと感動は、子どもたちの脳にとてもよい刺激となるでしょう。大切な成長期に、たくさんの驚きと感動を与えてあげたいものですね。
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