​いま人気の城めぐり。今年4月からは続日本100名城のスタンプラリーも始まって、城スタンプラリーの参加者だけでも現在60万人以上。城ブームはますます拡大中だ。そんな大人気の城めぐりをさらに楽しくする本が登場した。

お城大好き・昇太師匠のお墨付き

 

「続日本100名城を知れば日本の城がわかる。その完璧ガイドブックだ!」――春風亭昇太

 人気番組『笑点』司会者で落語家の春風亭昇太師匠が、大の城好きなことはよく知られている。落語会で赴く全国各地で城を訪れ、お城EXPOなどのイベントでは専門家に混ざってトークを繰り広げる知識もプロレベル。

 そんな師匠がこよなく愛するのは、天守などの建物のない「土の城」。建物がない代わりに、縄張、立地や地形、石垣や土塁など、色々な楽しみ方ができる奥の深い城だ。そして、続日本100名城にはそんな城が多く選ばれている。

7つの楽しみ方で城めぐりがさらに楽しくなる!

 本書『続日本100名城めぐりの旅』は、「縄張(設計)」、「立地・地形・地質」、「変遷」、「歴史的舞台」、「石垣」、「絶景」、「城下町」という7つの章で、各3~5城の代表的な続日本100名城を掲載。

 たとえば「縄張(設計)」では、向羽黒山城(福島県)の竪堀と横堀の素晴らしいコラボレーションを。「地質」では志布志城(鹿児島県)のシラス台地と関東ローム層の違いを。「城の変遷」では金田城(長崎県)の大和朝廷の時代から日露戦争までの歴史を。「城下町」では越前大野城(福井県)の湧水がめぐる風情ある街並みや名水を利用した蕎麦や日本酒などを、著者ならでは視点で、時にはマニアックな情報も盛り込み紹介している。

ポイントとコツ、写真と城内マップでよくわかる!

 はじめにその城の3つのポイントと、見学所要時間や難易度も含めためぐり方のコツを紹介。遺構や歴史の詳しい解説に写真も充実、さらにわかりやすいな城内マップも掲載しているので、遺構や見どころを見落とす心配はない。
ほかにもセットで訪れたい城、近隣の名所・旧跡、食べたい名物など、周辺情報もスペースの許すかぎり掲載。

 巻頭には、「続日本100名城を10倍楽しむための基礎知識」や、ただの山にしか見えない山城が要塞に見えてくる「山城の歩き方」、石の壁の奥深さを知る「石垣の見方」まで、まさに至れり尽くせりの大変充実した内容になっている。

秋・冬こそが、城めぐりのベストシーズン!

 じつは城を観るのは、秋・冬がベストとも言われている。夏の間は木々や下草で覆い隠されている遺構も、秋になると葉や草が枯れてスッキリ見やすくなるからだ。ただし、トレッキングシューズ必須の標高の高い城など、冬期は雪が降ったり入山禁止になったりするところもあるので、事前の下調べは必要だ。

 これからベストシーズンを迎える城めぐり。まずは今度の週末、近くの城から出かけてみるのはいかがだろうか?

著者/萩原さちこ

 

 城郭ライター、編集者。公益財団法人日本城郭協会理事・学術委員会学術委員。東京都生まれ。小学2年生で城に魅せられ、城めぐりがライフワークに。現在は執筆業を中心に、テレビ・ラジオ・イベント出演、講演、講座など行っている。著書に『わくわく城めぐり』(山と溪谷社)、『「現存」12天守めぐりの旅』(学研)、『お城へ行こう! 』(岩波ジュニア新書)、『図説・戦う城の科学』(サイエンス・アイ新書)、『江戸城の全貌-世界的巨大城郭の秘密』(さくら舎)、『7つの魅力でとことん楽しむ! 日本100名城めぐりの旅』(学研)、『城の科学 個性豊かな天守の「超」技術』(講談社ブルーバックス) 、『地形と立地から読み解く戦国の城』(マイナビ出版)、共著に『今日から歩ける! 超入門 山城へGO! 』(学研)など多数。

商品の紹介


■書名:続日本100名城めぐりの旅
■著者:萩原さちこ
■発行:学研プラス
■発売日:2018年9月21日
■定価:本体1400円+税

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