顔に「ツヤ」を出したら、 仕事がうまくいきだした! (千葉純一)

斎藤一人・千葉純一『斎藤一人 大開運 人生を楽しむ仕組み』セレクション

更新日 2020.07.29
公開日 2017.08.01
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 「お金を受け取る」というのは、「人を喜ばせた」という証(あかし)。
 要するにこれは、「商人として人から好かれる」っていう意味なんです。
 人の役に立って、人を喜ばせて……、そうやって、自分から楽しい循環を作り出すことなんです。
 たとえ、サラリーマンでも、自分の才能を会社に売っているわけですから、そういう意味では、誰もが「商人」なんです。
 一人さんと出会う前、私は、この点がサッパリでした。親父と文具店を経営していたころも、その商売に失敗してサラリーマンをしていたころも、商人として、まったく人に好かれていませんでした。
 人の役に立たない。人を喜ばせていない。
「『文具の千葉』はダメだな」
「千葉さんって、対応がなっていないな」
 きっと、こんなふうに言われていたに違いありません。
 商売をやめてサラリーマンになったときは、「毎月、給料が入ってくる。こんなチョロい仕事ってないな」って甘く見て、ぜんぜん努力していませんでした。
 営業職だったのですが、先輩から引き継いだお得意様をただ回るだけ。自分で新規開拓しないんだから、給料が上がるはず、ありませんよね。それなのに、会社に不満を持って、文句ばっかり言っていたダメ社員でした。
 人がお金を運んできてくれるような自分ではなかったんです。

 世の中は、何でも「道理どおり」にできています
 これも、一人さんから教わったことです。
 人から嫌われたら、人がお金を運んできてくれない
 これが、「お金の道理」です。
 私が借金を抱えたことも、給料が上がらなかったのも、ぜんぶ、「商人として人から嫌われていた」ために、運が開けなかったということなんです。
 
 じゃあ、どうして大開運したのかって? それにはたくさんあるけれど、最初に一人さんに教わったのが、「ツヤを出すこと」でした。
 出会って間もないころ、「顔にツヤを出しな」って言って、一人さんが化粧クリームを塗ってくれたんです。
 すぐに鏡を見てみると、明らかに前より元気そうな顔になっています。
「うわ! これなら人に与える印象も変わるだろうな」と思いました。
 以来、私は、せっせと顔に化粧クリームを塗って、仕事に出かけるようになりました。
 その効果は、すぐに表れました。
 営業回りの取引先で「元気そうですね」なんて言われることが増え、さらには「千葉さんの顔を見ると、こっちも元気になるから、もっと顔出してよ」とまで言われるようになったんです。
「また会いたい」と思われること。
 それって営業マンにとっては、そのまま業績アップにつながることですよね。
 考えてみれば、これも「道理どおり」。何も不思議じゃありません。
 だって、いつも顔色が悪くて不健康そうな相手と、積極的につき合いたい人なんて、いませんよね。
 顔は人の看板です。顔にツヤを出すだけで、人に与える印象は大きく変わります
 元気そう、健康そう、ツヤツヤして感じがいい。
 ね、これだけで、なんか楽しそうでしょう? ツヤを出すだけで、自分から楽しい波動を出すことができるんです。
 
 顔だけじゃありません。「人にどんな印象を与えるだろう?」と考えれば、髪も、爪も、靴も、ツヤがあってきれいなほうがいいんです。
 爪をきれいにするというのは、男性には、ちょっと抵抗があるかもしれません。
 でも、じつはこれが、とっても重要! 女性って、男性が気づかないようなところも、よ~く見ているものなんです。
 たとえば、女性に「どうぞ」なんて言って手を差し出したときに、指の爪が黒く汚れていたら、後から「千葉さんの爪、見た~? 汚かったよね〜!」なんて言われちゃう。これが、女性の恐ろしさ(笑)。
「まるかん」のお客様は女性が大半です。それもあって私は、ネイルサロンに通い、爪をピカピカに磨いてもらうんです。これも、女性が多い職場で働くために編み出したワザなんです(笑)。

 振り返ると、顔にツヤを出すことは、私が人から好かれる第一歩でした。
 実際、1つの取引先と仲よくなると、そこから新規のお客様を紹介していただけることなどもあって、どんどん自分の顧客が増えていきました。仕事も楽しくなっていきました。
 給料も順調に増え、一人さんと出会ってから3年で、700万円の借金をすべて返し終えることができたんです。

(千葉純一)

(※この連載は、毎週火曜日・全8回掲載予定です。6回目の次回は、8月8日掲載予定です。)

 

斎藤 一人 (さいとう ひとり)

実業家。「銀座まるかん」(日本漢方研究所)創業者。1993年以来、12年連続で全国高額納税者番付(総合)10位以内にただ1人ランクインし、2003年には、累計納税額で日本一になる。
土地売却や株式公開などによる高額納税者が多い中、納税額がすべて事業所得によるものという異色の存在として注目される。著書多数。近著に『神様に喜ばれる人とお金のレッスン』(高津りえ共著)、『斎藤一人 大開運 人生を楽しむ仕組み』(千葉純一共著/以上学研)、『斎藤一人 品をあげる人がやっていること』(高津りえ共著)、『お金の真理』(以上サンマーク出版)、『絶対、よくなる!』(PHP研究所)などがある。

 

千葉 純一 (ちば じゅんいち)

1961年、東京都江戸川区生まれ。舛岡はなゑさんの営んでいた喫茶店「十夢想家(トムソーヤ)」で斎藤一人氏と出会い、弟子入りする。銀座まるかん千葉純一グループ代表。著書に『斎藤一人 だれでも歩けるついてる人生』(K Kロングセラーズ)、『斎藤一人 お金に嫌われない大成功の仕組み』(マキノ出版)がある。

 

作品紹介

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