みなさん、こんにちは！　千葉純一と申します。　
　３０年ほど前、私は、自分の人生を大きく変える出会いをしました。長者番付ではおなじみ、「日本一幸せなお金持ち」といわれる斎藤一人さんと出会ったのです。
　一人さんと出会った２５歳のころ、私には７００万円の借金がありました。会社員をしながら、借金を返す日々。もっと豊かでキラキラした人生を夢見ていた私にとって、それはどんよりとした雲に覆われた空のような、灰色の毎日でした。
　私は、グチや不満のはけ口を求め、幼なじみの舛岡はなゑさんが経営していた喫茶店「十夢想家」に足しげく通っていました。仕事が退屈で、何も努力していなかった私。本当に、ダメダメな男だったんです。
　だから、一人さんと、初めて会ったときには、雷に打たれたような衝撃を受けました。
「すごい！　世の中に、こんなにカッコいい人がいるのか……」と。
「俺も一人さんみたいになりたい！」
こんなあこがれを抱いたときから、私の人生は大きく転換していくのです。

　今、私は一人さんが創業者である「銀座まるかん」という会社で、正規販売代理店の社長をしています。一人さんと出会って３年で借金を完済し、「まるかん」の一員となって９年ほどで、拠点を置く岐阜県で高額納税者トップ３に入りました。
　１２年でこんな大きな変化が起こった理由は、１つだけです。
　一人さんの教えのおかげで、人生を「ダメダメな仕組み」から「大開運の仕組み」へと変えることができたから。
　そう考えないと、この大転換には説明がつかないんです。

　「大開運の仕組み」は、何より「人生を楽しむこと」で回り始めます。
　人づき合いを楽しみ、仕事を楽しむ。
　これから、一人さんに今まで教わってきたこと─どうやったら人生をもっと楽しみ、「大開運の仕組み」に入ることができるのかを、お話ししていきます。
　この本には、私が一人さんから伝授された数々の教えについて書いてあります。読み終えたら、みなさんも、何か１つでもいいので、ぜひやってみてください。信じられないくらい運が開けていきますから。
　たとえば、一人さんがすすめていることに、次のようなものがあります。
「『ツイてる』って１日１００回、『感謝してます』って１日１００回、これを２１日間、続けてみるといいよ」
　実際やってみると、最初は変化を感じられないかもしれません。変化って、０が一気に１００になったみたいに、いきなりドカンと感じられるものではないんです。
　でも、続けていると、「じわっと」変化を感じる瞬間が訪れます。
「あ、なんか来たかも」っていう感じです。この瞬間が、「大開運の仕組み」へと人生が大きく舵を切ったとき。あとはどんどん加速していくのみです。
　みなさんにも、そんな「じわっと」を感じてもらえますように。本書をきっかけに、１人でも多くの方が、豊かで幸せになれるよう、心から願っています！

千葉純一

（※この連載は、毎週火曜日・全8回掲載予定です。2回目の次回は、7月11日掲載予定です。）

斎藤 一人 (さいとう ひとり)