超エリートだけが行けるハーバードのエグゼクティブMBA

森若幸次郎『ハーバードのエリートは、なぜプレッシャーに強いのか?』セレクション

更新日 2020.07.31
公開日 2016.04.07
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 日本では、数年前にNHKで有名なマイケル・サンデル教授の『ハーバード白熱教室』が放送されたこともあり、ハーバードといえば世界のエリートが議論を戦わせているというイメージをお持ちの人も少なくないでしょう。
 また、同大学の経営大学院であるハーバードビジネススクールも有名です。最近では、「破壊的イノベーション」というイノベーションモデルを提唱したクレイトン・クリステンセン教授の名前を知る人も増えています。
 ハーバードビジネススクールで学んだMBAホルダーの中には、日本のビジネスの第一線で活躍されている人がたくさんいます。著名なところでは、新浪剛史サントリーHD社長、三木谷浩史楽天会長兼社長、堀義人グロービス経営大学院学長、岩瀬大輔ライフネット生命社長兼COOなど、多士済々といったところです。
 このMBAと比較すると、エグゼクティブMBAという言葉は耳慣れない人が多いかもしれません。
 エグゼクティブMBAは、シニアエグゼクティブ(上級管理者)向けのプログラムです。簡単にいえば、MBAよりも高い視点から、管理者としてのスキルを学ぶための教育がなされます。
 特にハーバードビジネススクールではいわゆるエグゼクティブMBAの1コースとして、PLD(Program for Leadership Development )を力を入れてプロモーションしています。これは、ハーバードにしか存在しないプログラムであり、他大学のエグゼクティブMBAとは決定的に異なっています。

 ハーバードビジネススクールのホームページからPLDについて紹介している箇所を見ると、次のような文章がつづられています。
「世界の約束されたマネージャークラスを、次世代のパワフルリーダーにするためのコースがPLDである」
 つまり、PLDは、選ばれた超エリートだけが入学を許可される、世界一のリーダー養成機関であるということです。
 ここでは、ハーバードエグゼクティブMBA=PLDとした上で、本文中では「PLD」という呼称を用いながらお話ししていくつもりです。

 

森若幸次郎 (もりわか こうじろう)

株式会社シリコンバレーベンチャーズ 代表取締役社長CEO
株式会社モリワカ 専務取締役CIO
実業家・イノベーションプロバイダー。
ハーバードビジネススクール/エグゼクティブMBA(PLD:Program for Leadership Development)を日本人最年少で修了し、スタンフォード大学経営大学院でM&A、シドニー大学で経営学を学ぶ。現在、国内外の企業20社以上の経営に従事。米国シリコンバレー、デンマーク、アジア諸国を中心に宇宙・医療・教育・芸術産業の活性化を推進し、各地でイノベーション創出を目的としたワークショップやリーダーシップセミナー等を開催している。

 

作品紹介

ハーバードのエリートは、なぜプレッシャーに強いのか?

ハーバードビジネススクールの頂点「エグゼクティブMBA」の日本人・最年少修了者が「超一流のマインドセット」を大公開!
定価:本体1,300円+税/学研プラス

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