寝室の換気で、 睡眠の深さは変わる。

千田琢哉『人生の勝負は、朝で決まる。』セレクション

更新日 2020.07.30
公開日 2016.01.18
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睡眠時間はやたら長いのに、まったく疲れが取れないという人がいる。
そんな人におススメなのが、寝室の換気だ。
朝起きたら窓を開ける人は多いが、夜寝る前に窓を開ける人は少ない。
だが本当は、夜寝る前にこそ、
窓を開けて換気することが睡眠には大切なのだ。
なぜなら十分な酸素を寝室に取り込むことによって、
あなたの睡眠中、体に十分な酸素を取り込むことができるからだ。

寝室に十分な酸素があれば、
あなたは短時間で熟睡できる。

現にプロスポーツ選手や女優には、「酸素カプセル」を愛用する人もいる。
酸素たっぷりの「酸素カプセル」に入って1時間眠るだけで、
4~5時間の睡眠に匹敵する効果が得られるということだ。

何もあなたまで一緒になって高価な「酸素カプセル」を利用する必要はない。
ここでは酸素と睡眠の関係を知っておくだけでいい。
そして高価な「酸素カプセル」でなくても、
それに近い状態を自分で創ればいいのだ。
窓を開けて換気するだけなら手間もお金もかからない。
冬の寒い夜には、窓を開けて5つだけ数えて閉じてもいい。
たったそれだけのことで、部屋の酸素は随分増えるものだ。
私がここまで執拗に寝室の換気をすすめるのは、
睡眠の目的として、たっぷりの酸素を体に充電することがあるからだ。
眠くなるとあくびが出るのは、大量の酸素を脳が要求しているからだ。
大きな口を開け、できるだけたくさんの空気を吸い込もうとしているのだ。
「早く眠って脳に酸素を充電してください」と体が合図を送っているのだ。
会議中も、参加者たちがあくびを我慢して目に涙を浮かべ始めたら、
すぐに換気することだ。
参加者たちの脳が酸欠状態なのだから、

脳に酸素を供給してあげないで、
いいアイデアなど出るはずがない。

換気した瞬間、参加者たちの表情が明るく元気になることは間違いない。
いつもより少し疲れていたら、少し長めに換気しておくことだ。
いつもより早めに起きなければならないなら、
長めに換気しておくことだ。

千田 琢哉 (せんだ たくや)

文筆家。 愛知県犬山市生まれ、岐阜県各務原市育ち。 東北大学教育学部教育学科卒。 日系損害保険会社本部、大手経営コンサルティング会社勤務を経て独立。 コンサルティング会社では、多くの業種業界における大型プロジェクトのリーダーとして戦略策定からその実行支援に至るまで陣頭指揮を執る。 のべ3,300人のエグゼクティブと10,000人を超えるビジネスパーソンたちとの対話によって 得た事実とそこで培った知恵を活かし、 “タブーへの挑戦で、次代を創る”をミッションとして執筆活動を行っている。

■E-mail
info@senda-takuya.com

■ホームページ
http://www.senda-takuya.com/

作品紹介

人生の勝負は、朝で決まる。
「結果を出す人」が続けている52の朝の習慣

20代のカリスマ・千田琢哉が大手損保勤務、経営コンサルタント時代にビジネスエリート3300人から学び取った「朝の戦略」。
定価:本体1,200円+税/学研プラス

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