「パーソナル・ブランディング」と聞くと、何をイメージしますか？　
「ブランディング」なんて言うと、芸能人だったり、大企業だったりが考えることで、自分には関係ないものと考える人も少なくないかもしれませんね。
　でも、「ひとりビジネス」では、あなたがオーナーであり、代表であり、店長であり、スタッフでもあります。あなた自身が「歩く広告塔」なのです。だから、あなたという「たったひとり」を、しっかりブランディングする必要があるのです。

　そもそも、ブランドとはいったい何でしょうか？
「ブランドとは、○○である！」
　この○○の中に、どんな言葉を入れますか？
　答えは、引力。人を磁石のように引きつける不思議な魅力、それがブランドです。
　たとえあなたの「ひとりビジネス」が、他人の商品を紹介するだけだったとしても、紹介するあなたに魅力がなければ、誰も買ってくれません。
　車や保険を例に考えてみましょう。車を買ったり、保険に入ったりする場合、間違いなく言えるのは、それらの商品をすすめている営業パーソンをけっして嫌いではないということです。商品をすすめている「人」を買っているようなものです。
　高級外車や高額保険を次から次へと契約させてしまう営業パーソンというのは、コアなファンがついていて、その方たちが次のいいお客さん（購入候補者）をどんどん紹介してくれるのです。
　つまり、個人の「魅力作り」が大切だということです。人が心を動かされるのは、魅力があるからなのです。
　だから、パーソナル・ブランディングは、やってもやらなくてもいいものではなく、絶対やり続けなければいけないものです。年を重ねるにつれて服装や身だしなみが入れ替わるように、年齢や生き方に合ったブランディングがあるのです。