今いる業界の世界の頂点と、日本の頂点を知っておく

千田琢哉『現状を破壊するには、「ぬるま湯」を飛び出さなければならない。』セレクション

更新日 2020.07.31
公開日 2015.09.28
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あなたがサラリーマンなら、
自分が勤めている会社の業界順位くらいは知っているだろう。
だが、国内の業界順位を知っている程度では、ちょっと寂しい。
たかが1億人そこそこの国内市場などは、
途轍もなく小さいということに早く気づくことだ。
毎年発表される大学の世界ランキングの類で、
東京大学が何位を占めているかをご存知だろうか。
1位でも2位でもなく、それらとは程遠いランクである。
同じ島の中に住む、顔がよく似て肌の色が同じ人間のみが「人類」だなどとは、
くれぐれも思わないことだ。
市場は地球全体なのだ。
私はこれまで勤めてきた会社でも、自分の属していた業界の世界の頂点と、
日本の頂点をきちんと把握していた。
日本の中だけで考えるような、器の小さな人間だけにはなりたくなかったからだ。
地球全体を市場と考えれば、国内の業界1位と10位の差なんて、
いかにちっぽけなものかがわかるはずだ。
たまたま日本にしかない業界なら、結果として世界で1位になるかもしれない。
だがそれは、ビジネスとしてあまり魅力がないから、
世界に競争相手がいないだけかもしれない。
競合のレベルが低ければ、業界の枠なんて取り払えばいい。
地球規模で考えれば、自分の業界がいかにちっぽけな存在かがわかるだろう。
その上で今、目の前の仕事に打ち込むのだ。
仕事で偉大な実績を残したければ、
壮大な夢を抱きながらも
目の前の小さな現実から逃げないことだ。
マクロの視点をいつも心に持ちつつ、同時にミクロの作業に命をかけるのだ。
たとえば私が将来、どんなにスケールの大きな夢を描いていたとしても、
目の前のこの原稿を書き上げることこそが、現在の私にとってのすべてなのだ。
原稿を書き上げる作業は、とても地味だし、すこぶる孤独なものだ。
ところがこの本を読んだどこかの誰かが、発奮して人生を変えるかもしれない。
この本を読んだどこかの誰かが、背中を押されて革命を起こすかもしれない。
そして何よりも、今まさにこの本を書いている私が、夢に一歩近づいている。
壮大な夢を描くだけでも、目の前の現実に忙殺されるだけでもダメだ。
「壮大な夢」と「目の前の現実」を一体化させることにより、奇跡は起こるのだ。

千田 琢哉 (せんだ たくや)

文筆家。 愛知県犬山市生まれ、岐阜県各務原市育ち。 東北大学教育学部教育学科卒。 日系損害保険会社本部、大手経営コンサルティング会社勤務を経て独立。 コンサルティング会社では、多くの業種業界における大型プロジェクトのリーダーとして戦略策定からその実行支援に至るまで陣頭指揮を執る。 のべ3,300人のエグゼクティブと10,000人を超えるビジネスパーソンたちとの対話によって 得た事実とそこで培った知恵を活かし、 “タブーへの挑戦で、次代を創る”をミッションとして執筆活動を行っている。

■E-mail
info@senda-takuya.com

■ホームページ
http://www.senda-takuya.com/

作品紹介

現状を破壊するには、「ぬるま湯」を飛び出さなければならない。

「予定調和」の日常を捨て、毎日を進化し続けるための52のリスト。仕事、恋愛、人生…、最近たるんできたなと思ったら読む本!
定価:本体1,200円+税/学研プラス

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