18歳までに落ちこぼれたことには、もう関わらなくていい。

千田琢哉『たった2分で、自信を手に入れる本。』セレクション

UPDATE 2020.07.31
公開日 2015.03.02

 あなたは落ちこぼれた経験があるだろうか。
 落ちこぼれた経験があるなら大丈夫だ。
 学生時代に落ちこぼれた経験は、とても貴重だ。
 落ちこぼれた経験をバネにして、飛躍できるからではない。
 落ちこぼれた分野にはもう二度と手を出さない、と決断できるからだ。
 実は、人生において危険なのは、関わるべきでないことに関わって時間を無駄にすることなのだ。
 学校の勉強で落ちこぼれたまま社会人になった人は、知っておいてほしい。
 もう、学校の勉強のような模範解答の暗記競争には参加しないことだ。
 参加した途端にまた落ちこぼれて、自信を喪失してしまうだけだ。
 同様に、運動、音楽、集団行動などで落ちこぼれた人も、もうそれらには関わらないほうがいい。
 向いていない分野で無駄な努力をせず、楽々と勝てそうな道を探せばいいのだ。

 社会人の努力とは、苦手分野の克服ではなく、
 得意分野を伸ばすための努力だ。

 自信に溢れている成功者たちをよく観察してみよう。
 自分の得意分野で圧倒的な実績を残し、苦手分野は他人にやってもらっているはずだ。
 自信を感じられない敗北者たちをよく観察してみよう。
 向いていない分野で年下の上司に怒鳴られながら、奴隷の如くこき使われているはずだ。

 

千田 琢哉 (せんだ たくや)

文筆家。 愛知県犬山市生まれ、岐阜県各務原市育ち。 東北大学教育学部教育学科卒。 日系損害保険会社本部、大手経営コンサルティング会社勤務を経て独立。 コンサルティング会社では、多くの業種業界における大型プロジェクトのリーダーとして戦略策定からその実行支援に至るまで陣頭指揮を執る。 のべ3,300人のエグゼクティブと10,000人を超えるビジネスパーソンたちとの対話によって 得た事実とそこで培った知恵を活かし、 “タブーへの挑戦で、次代を創る”をミッションとして執筆活動を行っている。

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