都会の1000番より、田舎の1番になろう

吉角裕一朗『まだ、都会で貧乏やってるの?』セレクション

更新日 2020.07.27
公開日 2014.10.30
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 私の好きなことわざに、鶏口となるも牛後となるなかれ」があります。
 これは「大きな集団の中でしっぽのほうにいるよりも、小さな集団であってもトップになるほうが良い」という意味です。

 私はこのことわざを、起業を目指すすべての人たちに贈りたいと思っています。なぜなら、これからの時代は1番でなければ、生き残っていくのがますます厳しくなっていくからです。

 日本一高い山は富士山ですが、日本で2番目に高い山はどこだか知っていますか?
 おそらく、知っている人はそう多くはないと思います。

 正解は、北岳(山梨県)です。

 また、オリンピックの競技で金メダルを取った選手は覚えていても、銀メダルの選手を覚えている人は少ないのが現実です。
 ですから、長く生き残りたいなら1番にならないと意味がないのです。

 とはいえ、競争の激しい都会で1番になるのは簡単なことではありません。
 ライバルがゴマンといる中で、頑張っても1000番ぐらいになるのがやっとでしょう。

 しかし、ライバルの少ない田舎でなら、アイデアと努力次第で1番になることも可能です。
 都会で起業して1000番目に甘んじるくらいなら、田舎で1番を目指してください。

吉角 裕一朗 (よしかど ゆういちろう)

株式会社吉角(旧社名:益城電池)代表取締役。 1982年、熊本県生まれ。高校時代に格闘技に目覚め、卒業と同時に上京し高田道場の門を叩く。30試合以上の経験を積むもケガで中断、悩んだ末に格闘家の夢を断念。その後、東京・高円寺で専門学校に通いつつバイト生活。パチスロにのめり込み100万円の借金を作るなど、荒れた生活を送る。 24歳で熊本に帰り、起業。自動車の再生バッテリーの通販事業を開始する。年商1億円を目指したものの、北京オリンピックの影響で肝心の中古バッテリーが入手できず、1年目の年商は10万円。2年目以降は売上が順調に伸び、会社設立7年目で年商5億円、自身の年収も1億円に到達。 現在は自動車用バッテリーの通販事業、蓄電システムや工事現場用バッテリーのレンタル事業などを経営する傍ら、ビジネスのフィールドを海外に拡張し、ベトナムを中心としたアジア各国、さらにはアメリカやヨーロッパと取引を開始。月の半分以上を海外で過ごしている。 また、地方の時代を牽引すべく、地元・熊本の若手起業家のリーダー役として勉強会、講演会などを主宰。「田舎起業」をテーマとした講演も実施中。 Facebook 熊本で年収1億稼ぐ 吉角裕一郎

作品紹介

まだ、都会で貧乏やってるの?
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