売上は同じでも、 利益率は田舎のほうが高い!

吉角裕一朗『まだ、都会で貧乏やってるの?』セレクション

更新日 2020.07.27
公開日 2014.10.09
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 さて、それでは前回お知らせした「3つの理由」についてです。

①田舎のほうが、都会よりも利益率が高いから
②田舎のほうが、簡単に1番になれるから
③田舎のほうが、邪魔が少ないから

 なぜそう言えるのか?
 ①の理由から詳しく説明していきましょう。

 実際、私が田舎で起業して思うのは、田舎のほうが利益率が高い、つまり「儲かる」ということです。
 なぜ儲かるかというと、単純な話なのですが、事務所や倉庫の賃料や人件費など、毎月かかるコストが都会に比べて安く済むからです。

 たとえば、人件費でいうと、東京の最低賃金が時給869円なのに対し、私の地元・熊本のそれは664円(ともに平成25年10月現在)です。
 つまり、単純計算すると、人件費だけで熊本のほうが24パーセントも経費が少なくて済むということです。

 ビジネスにおいて、こうした「固定費」は頭痛のタネ。1年トータルで考えればそれなりの大きな額になります。
 同じような業種・業態の会社で、売上や従業員数が同じであれば、コストが安い分だけ、田舎のほうが儲かることになります。
 地域によっては、家賃が東京の半分以下というところもありますので、それが毎月となると、その差はどんどん開いていくばかりでしょう。

 

吉角 裕一朗 (よしかど ゆういちろう)

株式会社吉角(旧社名:益城電池)代表取締役。 1982年、熊本県生まれ。高校時代に格闘技に目覚め、卒業と同時に上京し高田道場の門を叩く。30試合以上の経験を積むもケガで中断、悩んだ末に格闘家の夢を断念。その後、東京・高円寺で専門学校に通いつつバイト生活。パチスロにのめり込み100万円の借金を作るなど、荒れた生活を送る。 24歳で熊本に帰り、起業。自動車の再生バッテリーの通販事業を開始する。年商1億円を目指したものの、北京オリンピックの影響で肝心の中古バッテリーが入手できず、1年目の年商は10万円。2年目以降は売上が順調に伸び、会社設立7年目で年商5億円、自身の年収も1億円に到達。 現在は自動車用バッテリーの通販事業、蓄電システムや工事現場用バッテリーのレンタル事業などを経営する傍ら、ビジネスのフィールドを海外に拡張し、ベトナムを中心としたアジア各国、さらにはアメリカやヨーロッパと取引を開始。月の半分以上を海外で過ごしている。 また、地方の時代を牽引すべく、地元・熊本の若手起業家のリーダー役として勉強会、講演会などを主宰。「田舎起業」をテーマとした講演も実施中。 Facebook 熊本で年収1億稼ぐ 吉角裕一郎

作品紹介

まだ、都会で貧乏やってるの?
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