◆学研はテレビ番組制作もします!
8月13日~17日までで放映は終了してしまいましたが、NHK高校講座「きみのピンチを救う! ベーシック国語」10分×10本の映像制作を学研が請け負いました。テレビ放映は終了しましたが、HP上でこちらよりご覧いただけます。
「きみのピンチを救う! ベーシック国語」は、高校生を中心に、広く一般の方まで、日本語を使って表現する楽しさ、言葉を吟味する大切さなどを体感できる新番組。
【設定】
主人公の高校生・達也は、気になる同級生・彩夏との会話でたびたび話が通じない「ピンチ」に陥ります。
困った彼が自分の脳の中に逃げ込むと…
そこに住む7人の個性豊かなメンバーが「脳内会議」を開いて言葉を吟味し、トラブルを解決していきます。
学研はコンテンツ提供のみではなく、NHKさんと一緒に番組制作に携わりました。さて、番組制作の現場とは…。
NHKのプロデューサーの「こんな番組作りたい」という、まだぼんやりとした提案を元にコンセプトワークを始めます。
国語の講座ですから、正しく日本語を使うこと、語彙を増やしていくことは外せないとしても、きちんと相手に伝えるために「言葉を自分の頭で考え、吟味すること」を大切にしようという柱をみんなで確認しました。
さて、そのために設定した舞台が「脳内会議」。さまざまな考え方を議論する場のメタファーです。
番組、そして脳内会議で取り上げるテーマや内容を打合せするのは、当たり前ですが「日本語」です。行きつ戻りつする会議の席上、伝えたいことを伝えることの難しさ、わかったつもりで使っている日本語の奥深さに戸惑い、悶絶したことも何度か。
例えば、「コミュニケーション」という言葉は、普段何気なく使っていますが、こうした会議の場で使ってみると、各人各様のとらえ方をして、自分の都合の良いように解釈していることが露見します。
と、ここまでは、本作りの現場でも起こることですが、テレビ番組制作中に垣間見たプロたちのエピソードを少しだけ紹介します。
◆日本語のプロ
学研の国語担当ですから、もちろん日本語ができないと困る訳ですが、ベテラン編集者の視点はとにかく厳しい!
「略語」がテーマの番組収録中に「エゴはエゴイズムの略でもあるけど、ラテン語の『エゴ』からなら略語とは呼べない」と言い出し、調整室に乗り込んでいったI編集者。その場で脚本修正しました。
◆何よりのプロは…
ガレッジセールのゴリさん、光浦靖子さん、そして劇団SETの皆さんの表現っぷりにはホント驚かされました。まず言葉。そして表情。この言葉があの表情にのるだけでこんなに変わるんだなぁ…。気持ちや考えを伝えるための工夫ってまだまだあるのだということをあらためて知りました。
そう言えば、言語学者の金田一秀穂先生も「言葉だけで伝わらないこともある」とおっしゃっていたことがありました。
オーディションで選ばれた高校生二人も初々しい魅力たっぷり。彩夏役の夏居留奈ちゃん…可愛い!私Tも写真集、買っちゃいました。劇団SETの皆さんはさすが!Liveに行ってますます虜に。野添さん…渋カッコいい!
そんなプロの技を積み重ね、まず10本の番組ができました。是非、こちらで実際の映像をご覧になってみてください。日本語ですから、さまざまなシーンで利用できる教材だと思います。1分1秒にこめられた作り手の思いを感じていただけたら有り難いと思います。
T編集部員
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