いりやまさとし先生 女子大生にモテモテ!?

『ぴよちゃんのぷちえほん へんしんおやつ』

更新日 2020.10.26
公開日 2011.06.28
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 6月10日に『ぴよちゃんのぷちえほん へんしんおやつ』を出版したいりやまさとし先生が、東京都杉並区の女子美術大学芸術学部のゲスト講師として招かれ、講演しました!

 6月に新しいシリーズ『ぴよちゃんのぷちえほん』の第一弾として発売された『へんしんおやつ』。ひよこのぴよちゃんが、グースおばさんから魔法の呪文を教わり、「ヤムヤムクルリン…」と唱えて、魔法の杖ならぬねこじゃらしをくるくるっと回すと…「パッ!」と、動物さんがおいしいおやつに大変身してしまうという、穴あきしかけの楽しい絵本です。

「へんしんおやつ」の穴あきしかけはこちら

 

 さて、その絵本の作者・いりやまさとし先生が、去る5月9日(月)、東京都杉並区にある女子美術大学でゲスト講師として招かれ、なんと、150名もの女子大生の前で、ぴよちゃんの描き方を実演! 

 そのときの様子をレポートします!

 そもそも、今回、いりやま先生が女子大のゲスト講師をすることになったのは、女子美術大学芸術学部の准教授をしている同じ絵本作家のなかやみわ先生の講義「絵本芸術学概論」にゲスト講師として招かれたからです。

『そらまめくん』シリーズ(福音館・小学館)や『くれよんのくろくん』シリーズ(童心社)などで知られるなかやみわ先生は、『どんぐりむらのぼうしやさん』(学研)の作者。

 同じ学研で絵本を出すとともに、親子でお互いの絵本のファン、ということで、今回、夢のような共演の講義が成立しました。

なかやみわ先生(左)と、ゲスト講師のいりやまさとし先生(右)。「おっきなぴよちゃん」ぬいぐるみ(吉徳から発売中)が、共演に華をそえました。いりやま先生、なんだか、とても、うれしそうですね~(笑)

 

【いりやまさとし プロフィール】
 東京都生まれ。キャラクターデザイン、グリーティングカード会社のデザイナーを経て、フリーに。代表作は『ぴよちゃん』シリーズ(学研)、『みどりのくまとあかいくま』(ジャイブ)他多数。直販保育絵本でも活躍している。

【なかやみわ プロフィール】
 女子美術短期大学造形科グラフィックデザイン教室卒業。企業のデザイナーを経て、絵本作家に。代表作『そらまめくん』シリーズ(福音館・小学館)、『くれよんのくろくん』シリーズ(童心社)、『どんぐりむら』シリーズ(学研)他多数。女子美術大学芸術学部准教授。

 

 当日は、なかや先生の司会進行のもと、なかや先生による『ぴよちゃんとひまわり』(学研)、『みどりのくまとあかいくま』(ジャイブ)の読み聞かせ、いりやま先生による、ぴよちゃん・みどり&あかくまシリーズの誕生秘話や、幻の初期絵本ラフ大公開、お話づくりのコツをまとめたオリジナル絵本などなど、盛りだくさんの内容!

 なかでも、150名の前でぴよちゃんを実際に描いて見せてくださったいりやま先生に、会場の学生さんたちは大感激。小さな子どもやお母さんたちではなく、こんなにたくさんの女子大生を前に、絵を描いたのはもちろん初めてのいりやま先生。さぞや緊張、と思ったのですが、さすが、23冊も描きなれてきたぴよちゃん、あっという間に仕上げて、会場から拍手が沸きました。皆、美大生だけあって、ひとつひとつの手順や道具の使い方の説明や手さばきに、感心しながら見入っていました。

 赤ちゃんや小さい子ども向けの作品の多いいりやま先生。ぴよちゃんの絵本自体も初めて見た、という学生も多かったのですが、講義後には「ファンになりました!」「ぴよちゃん、かわいい! 本屋さんでさがします!」という感想を寄せてくれました。

 学生の皆さん、将来お子さんができたら、ぴよちゃんを思い出してくださいね。もちろん、大人のファンも歓迎です!

(文責:O編集委員)

「ぴよちゃんは、こんなふうにステンシルで形を作ってパステルで描きます。コットンや指や、細かいところはめん棒で…」と実演。

150名の大教室なので、4台のモニターがいりやま先生の手元を映しました。

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