毎日会いたがる恋人とは、 すぐに別れよう。

金川顕教『ひとりでも、君は生きていける。』セレクション

更新日 2020.07.21
公開日 2018.05.17
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20代、30代で成功したいなら、ほしい結果を出すまでは、「恋愛禁止」を自分に課するくらいの覚悟が必要です。

孤独を感じると、どうしても異性なり、同性なり、パートナーがほしくなりがちです。けれど、彼や彼女とガッツリとつきあって成功を手にできるほど、世の中は甘くありません。

相手とのデートやLINEにどんどん時間や気持ちを取られて、成し遂げたいことがおろそかになるからです。

とはいえ、どうしてもつきあいたいのであれば、つきあってみるのもひとつの方法でしょう。かくいう僕も、既述したように公認会計士試験の合格を目指していた大学時代、3年間くらい同じ人とつきあっていました。だから、本当はあまり偉そうなことは言えません(笑)。

ただし僕は、彼女がいても「ひとり」の状態を守り抜き、公認会計士試験に合格できました。それは、なぜか。僕の人選がよかったからです。恋愛に限らず、何か成し遂げようとする時には、つきあう相手の人選が非常に大事なのです。

どういう相手がいいか。ひと言でいえば、「自分を理解してくれる人」です。

あるいは、「ひとり」でいることを尊重してくれる人といってもいいでしょう。

学生時代に通っていた公認会計士試験のスクールのメンバーを見ても、「毎日会いたい」「すぐに会いに来て」という相手とつきあっていた人は、試験に落ちていました。

理解がない相手の場合、向こうのペースに振り回されてしまうのです。

相手の影響を受けすぎて、やりたいことができない。

勉強をしたい時、仕事に全力で取り組みたい時は、ある程度、自分中心でいることを理解してくれる人じゃないと、つきあうのは難しいです。

そうした人を選べない場合、交際は無理です。

「仕事(勉強)と私とどっちが大切なの?」

と聞いてくる女性がいます。こういう女性は要注意です。

そう聞かれても、比べようがないからです。

「A子と私とどっちが大切なの?」だったら答えられるかもしれません。同じ人間のグループです。でも、仕事と彼女は比べようがない。比べるものではないのです。

特に僕は、仕事を大事に考えていますので、選べません。僕だったら、「両方大事」と答えます。

「ほしい結果を手にするまでは恋愛禁止」が基本ですが、あなたの一生を、パートナーなしでがんばれと言っているわけではありません。

ある時期を「ひとり」で精いっぱいがんばって、仕事が落ち着いてきたら、大恋愛なり、結婚なりをすればいいじゃありませんか。

僕もいつかは、仕事から家に帰ったら、夜は子どもと遊んで、土日にはおいしいレストランに家族を連れていく、という生活をしたいと思います。

でも、今はまだその時じゃない。全力で仕事をやっていきたいからです。

今の自分にとって、何が大事なのかを問いかけるといいでしょう。

「今はまだ仕事」と思うなら、時間を取られる恋愛とは距離をおくといいと思います。

(※この連載は、毎週木曜日・全8回掲載予定です。次回は5月24日掲載予定です。)

 

金川 顕教 (かながわ あきのり)

起業コンサルタント・事業家・作家。

◆1986年、三重県生まれ。東京都港区在住。偏差値35から大学受験を志し、2浪の末、立命館大学産業社会学部に入学。大学合格発表直後から受験勉強を資格試験勉強に切り替え、在学中に難関の公認会計士試験に合格。その後、世界一の規模を誇る会計事務所デロイト・トウシュ・トーマツグループである有限責任監査法人トーマツに就職。
◆新入社員で年収600万円が保証される生活に「これで一生安泰の人生が送れる」と思ったのも束の間、自分自身の時間が削られていく不自由さに耐えきれず、毎日の激務をこなしながら起業のための勉強を開始する。勉強期間中の副業で給料の10倍の収入を得て、軌道に乗ってきた2013年に独立。以来、事務所なし従業員なしの会社は年々売り上げを伸ばし、2018年現在の5期目は1期目の20倍の年商を見込む。
◆著書に『すごい効率化』(KADOKAWA)、『20代の生き方で人生は9割決まる!』(かんき出版)、『これで金持ちになれなければ、一生貧乏でいるしかない。』(ポプラ社)、『時給思考 1時間で10倍の成果を生み出す最強最速スキル』(すばる舎)、『シナジー人脈術 最小限の力で最大限の成果を生み出すたった1つの方法』(あさ出版)ほかがある。
●金川顕教オフィシャルサイト 

http://akinori-kanagawa.jp/
●理想が叶う金川顕教LINE通信 
LINE ID:@rgt0375y
●金川顕教公式無料メールマガジン 
http://akinori-kanagawa.com/lp/

 

作品紹介

ひとりでも、君は生きていける。

僕はなぜ、超メジャーな会計士事務所を辞め、高額の給料を手放し、たったひとりで働き始めたのか?本書でその「戦略」を語ろう。

定価:1,300円+税/学研プラス

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