経営コンサルティング会社に就職したから、プロの経営コンサルタントになれるというわけではない。
広告代理店に就職したから、プロの広告マンになれるというわけではない。
どんな世界にも、
プロとプロじゃない人が存在する。
プロとしての人生を歩むか、プロじゃない人生を歩むかは自分で決めることだ。
もしプロとしての人生を歩みたければ、第一関門は圧倒的な量であると知っておくことだ。
資格試験に合格したり、内定をもらったりすることがプロではない。
それは単に「扉の前に立ってもいいですよ」という許可をもらったにすぎない。
扉を開けたところから、プロの道がスタートする。
最初の壁は、「量をこなせる人材か否か」という基準をクリアすることにある。
これはジャンルを問わず共通のものだ。
扉の前に立った者の中で
プロの道に進める人間は、
どこの世界でも全体の1%だ。
だから、世の中は“自称プロ”で溢れ返っている。
プロの基準はこうだ。
10の課題を与えられたら、100の課題をやっていく。
100の課題を与えられたら、1000の課題をやっていく。
与えられた課題の数に、自分で0を1つ書き加えるのがプロのスタンダードだ。
「じっくり考えます」などのセリフは、一流のプロになって口にすればいい。
まずは桁違いの量をこなして、一流のプロに存在を認められることだ。
千田 琢哉 (せんだ たくや)
文筆家。 愛知県犬山市生まれ、岐阜県各務原市育ち。 東北大学教育学部教育学科卒。 日系損害保険会社本部、大手経営コンサルティング会社勤務を経て独立。 コンサルティング会社では、多くの業種業界における大型プロジェクトのリーダーとして戦略策定からその実行支援に至るまで陣頭指揮を執る。 のべ3,300人のエグゼクティブと10,000人を超えるビジネスパーソンたちとの対話によって 得た事実とそこで培った知恵を活かし、 “タブーへの挑戦で、次代を創る”をミッションとして執筆活動を行っている。
■E-mail
info@senda-takuya.com
■ホームページ
http://www.senda-takuya.com/
作品紹介
たった2分で、自分を磨く。
君の成長を加速させる63の言葉のアクセル
才能とは何か? 努力とは何か? 知性とは何か? プロ意識とは何か? カリスマ・千田琢哉が成長し続ける20代に贈る63の至言。
定価:本体1,200円+税/学研プラス
バックナンバー
- 課されたノルマは、 自分で勝手に上方修正する。
- 好きなことをやっていると、 人格が磨かれる。
- たとえ誤解をされても、 言い訳は1回まで。
- 人格者は、ハッキリとNOが言える。
- アマの絶好調とプロの絶不調は、 同じスコア。
- プロの道への第一関門は、 桁違いの量。
- ひと癖ある先輩に褒められたことを、 思い出してみる。
- がんばりすぎたら、 才能は育たない。
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