徹夜は自己満足のため。 朝勉は自己実現のため。

千田琢哉『人生の勝負は、朝で決まる。』セレクション

更新日 2020.07.30
公開日 2016.02.01
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受験生の中には、必死になって連日夜遅くまで勉強している人もいるだろう。
そんな人に、少し厳しいかもしれないが、こんな直言をしておきたい。
徹夜は自己満足のためであり、朝勉は自己実現のためである。

どれだけ徹夜して苦しんでも、
その努力が報われることはほとんどない。

もし報われたとしても、そのあとが続かない。
大学に合格してからぐったりしてしまい、
留年を繰り返した挙句、そのまま中退してしまう人がいる。
意外なことに一流の国立大学にもそんな人が結構いるのだ。
私の学生時代には、せっかく人もうらやむ最高学府に入っても、
留年率が毎年第1位という不名誉な称号を授かった超進学校もあった。
その超進学校はその後
10年、20年と経過するうちに、
随分と落ちぶれてしまった。
せっかく勉強するなら、継続できたほうがいい。
「大学に入ったから、勉強はおしまい」ではなく、
「せっかく大学に入ったのだから、どんどん勉強するぞ」と思わなければもったいない。
そのためには、その場限りのヘトヘトになるような勉強はしないことだ。
勉強は一生続くものだと考えて、淡々と勉強することだ。

ヘトヘトになる勉強の代表が徹夜だ。
淡々とした勉強の代表が朝勉だ。

少し考えればすぐにわかることだが、

朝勉を継続させるためには、規則正しい生活を送らなければならない。
規則正しい生活の要になるのが、本書で繰り返し述べている睡眠なのだ。
規則正しい生活をするためには、とにかくまず最初に睡眠を確保することだ。
あらゆる事情を乗り越えて、
最初に睡眠を確保しておけば、あとはどうにでもなる。
個人によって、またその日の体調によって睡眠時間は異なるから、
6時間で十分な人もいれば、
最低8時間は寝ないと、どこか体の調子が悪いという人もいるだろう。
あなたが6時間タイプなら、すべてに優先してその6時間を最初に確保する。
あなたが8時間タイプなら、すべてに優先してその8時間を最初に確保する。
その上で朝勉を習慣にすれば、あなたは最短で自己実現できるはずだ。

千田 琢哉 (せんだ たくや)

文筆家。 愛知県犬山市生まれ、岐阜県各務原市育ち。 東北大学教育学部教育学科卒。 日系損害保険会社本部、大手経営コンサルティング会社勤務を経て独立。 コンサルティング会社では、多くの業種業界における大型プロジェクトのリーダーとして戦略策定からその実行支援に至るまで陣頭指揮を執る。 のべ3,300人のエグゼクティブと10,000人を超えるビジネスパーソンたちとの対話によって 得た事実とそこで培った知恵を活かし、 “タブーへの挑戦で、次代を創る”をミッションとして執筆活動を行っている。

■E-mail
info@senda-takuya.com

■ホームページ
http://www.senda-takuya.com/

作品紹介

人生の勝負は、朝で決まる。
「結果を出す人」が続けている52の朝の習慣

20代のカリスマ・千田琢哉が大手損保勤務、経営コンサルタント時代にビジネスエリート3300人から学び取った「朝の戦略」。
定価:本体1,200円+税/学研プラス

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