見た目は、服の肌ざわりで差がつきます。
「なぜその服を選んだの?」と聞くと、「着やすかったからです」と言います。
ウエストがゴムで着やすい服を選んでいると、見た目も「フリーサイズだね」「ほぼパジャマだね」という状態になります。
着やすさと肌ざわりとは、違います。
着やすさは、ゴムで伸びたり、ゆるいつくりになっているということです。
肌ざわりは、自分の肌で感じるものです。
肌ざわりがいい服は、その人の見た目をよく見せます。
服を選ぶ時は、高額かどうかにこだわる必要はありません。
高級とは、上質であるということです。
上質とは、肌ざわりがいいということです。
肌ざわりがいいモノを着ると、自己肯定感が上がり、気分もよくなります。
その人の見た目も、上質に見えるのです。
見た目にこだわらない人は、着やすさか色・柄で選びます。
その選び方は、間違っています。
色・柄にこだわるのは、シロウトです。
色・柄がそろっているお店より、1色でもいろいろな素材を置いてあるお店のほうがちゃんとしています。
服を選ぶ時は、着やすさや色・柄よりも、肌ざわりを優先することが大切なのです。
中谷 彰宏 (なかたに あきひろ)
1959年、大阪府生まれ。早稲田大学第一文学部演劇科卒業。84年、博報堂に入社。CMプランナーとして、テレビ、ラジオCMの企画、演出をする。91年、独立し、株式会社中谷彰宏事務所を設立。ビジネス書から恋愛エッセイ、小説まで、多岐にわたるジャンルで、数多くのロングセラー、ベストセラーを送り出す。「中谷塾」を主宰し、全国で講演・ワークショップ活動を行っている。
■中谷彰宏公式ホームページ
http://an-web.com/
作品紹介
外見にこだわる人は、仕事も、恋愛も、人間関係もうまくいく。見た目を磨くことで、チャンスをつかむ方法。
定価:本体1,300円+税/学研プラス
バックナンバー
- 新しいモノを買うのではなく、 メンテをして光らせる。
- 「着て行く場所がない」と言ってると、 「着て行く服がない」になる。
- 収入は、服装が決める。
- 下からは、わからない。 上からは、丸見え。
- 前より、うしろ姿が、見られている。
- 服は、壊れない。
- 見た目は、自分で選べる。
- 見た目にこだわらなくなると、 老化が始まる。