「見た目にどんなにこだわってもまわりの人が全然気づいてくれない。むしろ、冷やかされた」と言う人がいます。
見た目は、下からは見えません。
怖いのは、上からは丸見えだということです。
仕事がうまくいくコツは、たった1つです。
上の人の目にとまって、引き立ててもらえることです。
これが、チャンスをつかむということです。
いくら下の人に人気があっても、そこからチャンスは生まれません。
「お金を貸して」と言われるくらいです。
「今度この仕事をやってみないか」と大抜擢されるのは、上の人からです。
上の人は、スーツのよさを知っています。
年齢が若いのにいいスーツを着ていたら、「できるな」という印象を与えて、上の人の目にとまるのです。
自分のまわりや下の人には、手を抜いていることはバレません。
上の人には、手を抜いていることも磨いていることも、丸見えなのです。
下の人に支持されようと思うなら、ただ派手にするだけでいいです。
上の人は、もっと本質を見ます。
自分よりレベルが高い人から見たら、自分は今どう映るだろうかということを基準に置けばいいのです。
中谷 彰宏 (なかたに あきひろ)
1959年、大阪府生まれ。早稲田大学第一文学部演劇科卒業。84年、博報堂に入社。CMプランナーとして、テレビ、ラジオCMの企画、演出をする。91年、独立し、株式会社中谷彰宏事務所を設立。ビジネス書から恋愛エッセイ、小説まで、多岐にわたるジャンルで、数多くのロングセラー、ベストセラーを送り出す。「中谷塾」を主宰し、全国で講演・ワークショップ活動を行っている。
■中谷彰宏公式ホームページ
http://an-web.com/
作品紹介
外見にこだわる人は、仕事も、恋愛も、人間関係もうまくいく。見た目を磨くことで、チャンスをつかむ方法。
定価:本体1,300円+税/学研プラス
バックナンバー
- 新しいモノを買うのではなく、 メンテをして光らせる。
- 「着て行く場所がない」と言ってると、 「着て行く服がない」になる。
- 見た目は、服の肌ざわりで差がつく。
- 収入は、服装が決める。
- 前より、うしろ姿が、見られている。
- 服は、壊れない。
- 見た目は、自分で選べる。
- 見た目にこだわらなくなると、 老化が始まる。