スカートやズボンは、長く着ているとお尻がてかり始めます。
一番こすれるところだからです。
本人は、気づきません。
鏡でチェックする時に、前側しか見ないからです。
プレゼンの時も、つい前側ばかり気にします。
実際は、前より、うしろ姿が、見られています。
鏡で、うしろ姿をチェックすることが大切なのです。
前側は、視線をダイレクトに向けられません。
うしろ姿は、ダイレクトに見られるので、差がつきやすいのです。
横から見た時、差がつくのは、ズボンのヒザです。
座っていると、立っている時より、ひとヒザ分、生地が伸びます。
ずっと座っていると、やがてヒザがどんどん抜けていきます。
立つと、ヒザがポッコリ前に突き出した状態になるのです。
お尻がてかったり、ヒザが抜けたりするのは、高校生の制服でよく起こる現象です。
高校生なら、許されます。
大人は、「あらあら」ということになります。
別に、服が壊れたわけではありません。
だからといって、買いかえないで着続けていると、だらしない人と思われるのです。
中谷 彰宏 (なかたに あきひろ)
1959年、大阪府生まれ。早稲田大学第一文学部演劇科卒業。84年、博報堂に入社。CMプランナーとして、テレビ、ラジオCMの企画、演出をする。91年、独立し、株式会社中谷彰宏事務所を設立。ビジネス書から恋愛エッセイ、小説まで、多岐にわたるジャンルで、数多くのロングセラー、ベストセラーを送り出す。「中谷塾」を主宰し、全国で講演・ワークショップ活動を行っている。
■中谷彰宏公式ホームページ
http://an-web.com/
作品紹介
外見にこだわる人は、仕事も、恋愛も、人間関係もうまくいく。見た目を磨くことで、チャンスをつかむ方法。
定価:本体1,300円+税/学研プラス
バックナンバー
- 新しいモノを買うのではなく、 メンテをして光らせる。
- 「着て行く場所がない」と言ってると、 「着て行く服がない」になる。
- 見た目は、服の肌ざわりで差がつく。
- 収入は、服装が決める。
- 下からは、わからない。 上からは、丸見え。
- 服は、壊れない。
- 見た目は、自分で選べる。
- 見た目にこだわらなくなると、 老化が始まる。