見た目の代表は、服装です。
「服装をきちんとしなさい」とは言いますが、「家電製品をきちんとしなさい」とは言いません。
　服装と家電製品とは、何が違うかということです。
　家電製品は、壊れます。
　服は、壊れません。
　今の時代、モノ自体がよくなっているので、服が破れることはまずないのです。
「壊れたら買いかえる」と言っていると、その服装をずっと続けることになります。

　服は、壊れないかわりに、劣化していきます。
　たとえば、洗濯機が壊れたら、修理するか、買いかえます。
　服の劣化は、自分では気づきません。
　これが、見た目の怖さです。
　自分は気づかなくても、まわりの人が気づくのです。