「見た目は、遺伝や運」という思い込みは間違っています。
見た目も、勉強と経験で磨けるのです。
ミス・ユニバースで、ベネズエラが2年連続優勝した時代があります。
ベネズエラは、強いのです。
ベネズエラが勝つのは、美人が多いからではありません。
トレーニングセンターに、すごいディレクターのオジサンがいるからです。
そのディレクターの発言は、痛快です。
「やっぱり中身で勝負じゃないですか」
とインタビューした記者に、
「中身? あなたが言う中身を、ここに出してくれ。そんな絵空事を言うな。見た目は私が見せてあげる。あなたは中身と言いながら、見た目を磨いていない。中身を、見た目を磨かない口実にしている」
と言ったのです。
オーラは、見た目と中身の両方から出ます。
オーラを出すキッカケとなるのが、見た目なのです。
見た目は、自分で選べるのです。
「人間は、見た目じゃない」という言い方をする人がいます。
もちろんそうです。
では、その人に「中身を磨いていますか」と聞くと、何もしていないのです。
「見た目じゃない」というのは、言い訳にすぎないのです。
中谷 彰宏 (なかたに あきひろ)
1959年、大阪府生まれ。早稲田大学第一文学部演劇科卒業。84年、博報堂に入社。CMプランナーとして、テレビ、ラジオCMの企画、演出をする。91年、独立し、株式会社中谷彰宏事務所を設立。ビジネス書から恋愛エッセイ、小説まで、多岐にわたるジャンルで、数多くのロングセラー、ベストセラーを送り出す。「中谷塾」を主宰し、全国で講演・ワークショップ活動を行っている。
■中谷彰宏公式ホームページ
http://an-web.com/
作品紹介
外見にこだわる人は、仕事も、恋愛も、人間関係もうまくいく。見た目を磨くことで、チャンスをつかむ方法。
定価:本体1,300円+税/学研プラス
バックナンバー
- 新しいモノを買うのではなく、 メンテをして光らせる。
- 「着て行く場所がない」と言ってると、 「着て行く服がない」になる。
- 見た目は、服の肌ざわりで差がつく。
- 収入は、服装が決める。
- 下からは、わからない。 上からは、丸見え。
- 前より、うしろ姿が、見られている。
- 服は、壊れない。
- 見た目にこだわらなくなると、 老化が始まる。