最後の晩餐で食べたいものを、今夜食べよう。

千田琢哉『たった2分で、自分を超える本。』セレクション

更新日 2020.07.30
公開日 2015.08.31
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 すべての生命の根源は食べることだ。
 食べることで妥協するということは、生きることを妥協するということだ。
 だから食べることで妥協せざるを得ない人は、幸せにはなれない。
 ここに議論の余地はない。
 幸せになりたいなら、
 最後の晩餐で食べたいものを、今夜食べることだ。
 今夜食べられないのであれば、食べられるように自分を取り巻くすべての環境を変えていくことだ。
 それが、人生を切り拓いていく土台となるのだ。
 最後の晩餐と聞くと、すぐに高いものを順番に挙げる人がいる。
 それは貧しい証拠だ。
 豊かな人は高いものではなく、好きなものを即答する。
 私の場合は食べたいものが、その日の気分や体調によってコロコロ変わる。
 寿司、鉄板焼き、グリル、天ぷら……をしばらく食べ続けているかと思えば、学生時代に散々食べたはずの卵かけごはんや納豆ごはんを無性に食べたくなる。
 あるいは年に何回か、ジャンクフードを食べたくなる時期が巡ってくる。
 急にピザが食べたくなれば食べるし、パスタが食べたくなれば食べる。
 私の周囲にいる長期的なお金持ちも、食にこだわっている人が多い。
 グルメであったり菜食主義であったり、人によりその嗜好はバラバラだが、総じて食に関心が高い。
 やはり、好きなものを食べることが、いい人生につながっていくと本能的に熟知しているのだ。
 あなたも今日から、一番食べたいと直感したものを食べる習慣をつけることだ。
 高級志向ではなく、第1志望志向になるのだ。
 一番食べたいものを食べ続けることが、人生を思い通りに創っていくコツなのだ。

 

千田 琢哉 (せんだ たくや)

文筆家。 愛知県犬山市生まれ、岐阜県各務原市育ち。 東北大学教育学部教育学科卒。 日系損害保険会社本部、大手経営コンサルティング会社勤務を経て独立。 コンサルティング会社では、多くの業種業界における大型プロジェクトのリーダーとして戦略策定からその実行支援に至るまで陣頭指揮を執る。 のべ3,300人のエグゼクティブと10,000人を超えるビジネスパーソンたちとの対話によって 得た事実とそこで培った知恵を活かし、 “タブーへの挑戦で、次代を創る”をミッションとして執筆活動を行っている。

■E-mail
info@senda-takuya.com

■ホームページ
http://www.senda-takuya.com/

作品紹介

たった2分で、自分を超える本。
心の「格差」を逆転する64のビジョン

ものの見方・考え方を少し変えれば人生は大きく好転します。固定観念を「たった2分」で逆転し、自分を超えるための視点が満載!
定価:本体1,200円+税/学研プラス

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