これまでサラリーマンの世界で60歳といえば、定年を意味した。
私が子どもの頃、60歳といえばもう完全におじいちゃん、おばあちゃんだった。
ところが今は60歳でも随分若返っている。
60代で新しいことに挑戦する人も珍しくない。
これから20年30年と経てば、この傾向はますます強まって、70代80代でも現役で働くのが普通になっているだろう。
私がこれまで出逢ってきた成功者たちも、
本物はみな60代以降に輝きを放っていた。
もちろん若い頃も輝いていたが、年齢を重ねるごとにそれが増していたのだ。
60代は、20代や30代のように体力はないかもしれない。
しかし知恵の蓄積では明らかに60代以降のほうに軍配が上がる。
60代以降に輝くために、これまでの人生で様々な経験を積んでいたのではないかと思えるほどだ。
一方では20代や30代でピークを迎え、40代以降は日向ぼっこしている人もいた。
多くの人が一度もピークを迎えることなく人生を終える中で、若くしてピークを迎えただけでも立派だとは思う。
だがせっかくそれだけの才能があるのなら、ずっとかっこいいままでいてもらいたい。
年齢に関係なく、人は役割を終えるとあっという間に老いていくものだ。
換言すれば、今がどうあれ、人生は最後の最後まで誰にもわからないということだ。
千田 琢哉 (せんだ たくや)
文筆家。 愛知県犬山市生まれ、岐阜県各務原市育ち。 東北大学教育学部教育学科卒。 日系損害保険会社本部、大手経営コンサルティング会社勤務を経て独立。 コンサルティング会社では、多くの業種業界における大型プロジェクトのリーダーとして戦略策定からその実行支援に至るまで陣頭指揮を執る。 のべ3,300人のエグゼクティブと10,000人を超えるビジネスパーソンたちとの対話によって 得た事実とそこで培った知恵を活かし、 “タブーへの挑戦で、次代を創る”をミッションとして執筆活動を行っている。
■E-mail
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■ホームページ
http://www.senda-takuya.com/
作品紹介
たった2分で、自信を手に入れる本。
君の不安を勇気に変える63の言葉
20代のカリスマ・千田琢哉が贈る新感覚エッセイ。自信の種を育て、「本当の自信」を得るための63の方法。
定価:本体1,200円+税/学研プラス
バックナンバー
- 好きな人を、 もっと笑顔にする。
- 頭のキレより、 好かれることのほうが大切。
- 金で買える自信があれば、 迷わず買えばいい。
- 大切な人との喧嘩別れは、 成功のリトマス紙になる。
- 貧乏人は、 余計なひと言が多い。
- すべての勉強が 向いていなくても、 あなたが新しく創ればいい。
- 目的とかミッションとか、 うだうだ言わなくていい。
- 18歳までに落ちこぼれたことには、 もう関わらなくていい。