「この人と一緒に仕事をしたい」「ごはんを食べたい」「映画を見に行きたい」と思われることが、魅惑力です。
カフェでコーヒーを飲む時も、「この人とコーヒーを飲みたい」と思うか思わないかが、魅惑力の差です。
魅惑力のない人と一緒にいるぐらいなら、1人でいたほうが楽しいのです。
楽しいことはたくさんあります。
誘ってもらえないのは、嫌われているからではありません。
魅惑力がないからです。
どんな美人も、魅惑力のある人には、かなわない。
一緒にいても楽しくないし、魅惑力を感じないのです。
仕事の面接でも、優秀な人、才能がある人、しっかり働ける人、一緒にいると儲かる人を探しているのではありません。
一緒に仕事をしたくない人とガマンして仕事をしても、結局、ストレスをためるだけです。
「儲からなくてもいいから、この人と一緒にいたい」と思われるかどうかです。
きわめて単純なことです。
一緒に仕事をしたい人になることが大切なのです。
「この人と一緒にいたい」と思われなければ、誘ってもらえません。
「私の何がいけなかったの」と言いますが、小さなことの積み重ねです。
一緒にいて楽しくなかったのです。
魅惑力というと、見た目とか、エッチな誘いをイメージしがちです。
魅惑力は、もう少し日常的なことです。
「一緒にいて楽しい」というのは、日常なのです。
中谷 彰宏 (なかたに あきひろ)
1959年、大阪府生まれ。早稲田大学第一文学部演劇科卒業。84年、博報堂に入社。CMプランナーとして、テレビ、ラジオCMの企画、演出をする。91年、独立し、株式会社中谷彰宏事務所を設立。ビジネス書から恋愛エッセイ、小説まで、多岐にわたるジャンルで、数多くのロングセラー、ベストセラーを送り出す。「中谷塾」を主宰し、全国で講演・ワークショップ活動を行っている。
■中谷彰宏公式ホームページ
http://an-web.com/
作品紹介
年齢を重ねても魅力的な女性でいるために身につけたい「女子力」を提案する第3弾。異性だけでなく同性もひきつけたい女性、幸せもキレイも手に入れたい女性、華のある人になりたい女性に向けて。
定価:本体1,200円+税/学研プラス