夢は、見た内容が、そのまま自分の未来に起こるというわけではありません。
例えば、うどんを食べる夢を見ても、そのままうどんを食べることにつながるわけではありません。うどんなど麺類を食べる夢は、「日頃の願いが叶う吉夢」と解釈します。
このように、見た夢の解読には、ちょっとした置き換えが必要です。
稀に、見た夢がズバリ現実のものになって願いを満たすことはありますが、そういったケースは、ほんの1〜2%にすぎません。ほとんどの場合、夢は潜在的な願いを暗示する、置換する、象徴する形であらわれます。
また、見たままが現実になる夢を「正夢」、見たのと逆のことが起こる夢を「逆夢」といいます。
ですから、夢をどう解釈したらいいのか、ガイドが必要になります。
例えば、玉子を食べれば幸運が起こる、リンゴを食べれば願いが叶う、オレンジジュースを飲めば風邪をひく、という具合です。
英語の単語とその意味を、「happy =幸せな」「love =愛する」「glad =嬉しい」と暗記していくように、「麺を食べる=願いが叶う」「柑橘類のジュースを飲む=風邪をひく」という具合に覚えていけばいいわけです。
はじめのうちは、その法則を覚えるのがちょっと大変なように思いますが、すぐに慣れるでしょう。
見た夢が何を意味しているのかを楽しく調べていくうちに、夢を象徴的にあらわす「夢語」は自然に覚えていくものです。
人生は、判断の連続です。行くか行かないか、買うか買わないか。積極的にしようか控え目にしようか、派手にしようか地味にしようか……。
どうしたものか、決めかねている時、夢語を思い出してみてください。きっと、そこに答えがあります。
夢語を覚えてしまえば、見えない世界と自由に会話ができるようになり、さまざまな場面で、夢はあなたのアドバイザーとなり、相談役となってくれるでしょう。
西谷 泰人 (にしたに やすと)
手相家・夢判断研究家・ライフコンサルタント。 アメリカABCラジオのレギュラー番組「ニシタニショー」で数多くの有名人を鑑定、話題に。1988年、CNNテレビで日本を代表する手相家として紹介され、著書は25か国以上で翻訳されている。これまで鑑定した人々は、優に7万人を超える。
方位学、夢判断の研究にも造詣が深く、研究生活は30年以上になる。毎日全国・海外から送られてくる膨大な夢の体験談・資料の中から抜粋し、今回本書で公開している。
2004年帰国後は横浜に鑑定オフィスをオープン。『的中手相術』『暮らしに活かす夢判断』(以上創文)『吉報旅行 改訂版』(マガジンハウス)『夢をかなえる手相の本』『幸せグセがつく きらめきのルール』『願いをかなえる夢の見かた』『幸せグセがつく 黄金のルール』(以上学研プラス)など著書多数。
「笑っていいとも!」のレギュラー出演ほか、テレビ出演は200回を超す。WEBサイトでは「吉方位早楽地図上検索システム」を監修・運営のほか、占いの店「開運パビリオン」(東京/代々木)を運営。
■ホームページ 「西谷泰人のSUPER手相鑑定」 http://www.nishitani-newyork.com/
■連絡先 創文:045-805-5077 (10〜18時、日・祭日除く)
作品紹介
夢には未来への偉大なヒントがあり、開運の力があります。本書は、誰でもできる、願望をかなえる“夢のコントロール法”を紹介!
定価:本体1,400円+税/学研プラス