紛争地で四半世紀にわたり、兵士の社会復帰や現地民への緊急支援、紛争の予防、平和構築などに携わってきた瀬谷氏の半生を紹介する『戦争は終わらない?』を発刊。「平和」について具体的に考えはじめるための一冊。

▲小学生から大人まで幅広い層に、平和を構築するための手段や考えを伝える一冊です。
「いのる平和」から「つくる平和」へ――瀬谷氏の児童書新刊が発刊!
瀬谷ルミ子氏の2011年のベストセラー『職業は武装解除』以来、15年ぶりとなる著書『ノンフィクション 戦争は終わらない? 武装解除・紛争予防の現場から』が7月27日に発売されます。
瀬谷ルミ子氏は認定NPO法人リアルズ(Reach Alternatives)理事長であり、国連や防衛省の訓練も担う紛争解決の第一人者として知られています。
専門家として国連や外務省などで25年従事し、アフガニスタンで軍閥の司令官との交渉をリードし旧国軍の兵士5万人を武装解除に導きました。
また、紛争とテロ予防のための早期警戒・早期対応手法を世界各地の紛争地で構築しているほか、2021年アフガニスタン危機では命を追われるアフガン人1,900人以上の国外退避・生存支援を実現したことなどでも知られています。
Newsweek日本版「世界が尊敬する日本人25人」(2011年)や「日経ウーマン・オブ・ザ・イヤー」(2012年)、The New York Times 「世界に足跡を残す10人の女性」(2022年)にも選出され、昨年2025年には「第32回読売国際協力賞」を受賞しました。その活動は現在、複数の高校の英語・国語の教科書でも紹介されています。
本書籍は瀬谷氏の初の児童書であり、『職業は武装解除』で描かれた武装解除のようすや、その後の退避支援や紛争予防、平和構築など、四半世紀にわたる活動内容を広く、わかりやすく紹介した一冊となっています。

▲巻頭特集ページ。書籍では兵士から武器を回収し、職業訓練などを経て社会に復帰させる「武装解除」のほか、殺害予告や命を狙われる地元民の国外脱出を実行する「退避支援」や、戦争が再び起きないようにするための「紛争予防」、平和を築く「平和構築」などの活動内容について、実例をもとに広く紹介する。

▲目次ページ。書籍の前半では平和活動の紹介だけでなく、群馬県の自然豊かな環境で育った瀬谷氏が、国際協力の道を志し、世界を舞台に活躍するまでの軌跡を描いています。
TVやニュースなどを通し、国際情勢の報道に触れることも多い現代の子どもたちに向け、本書は抽象論にとどまらず、実際に現場で長く活動を続ける瀬谷氏ならではの具体的な視点や実践を紹介。「戦争と平和」について、一歩踏み込んで考え、行動しはじめるための大きな足がかりとなるはずです。
また、書籍の売上の一部は、認定NPO法人リアルズへの寄付を通じて、紛争予防・平和構築のための活動に役立てられます。

▲本書の冒頭。若い読者が自分事として捉えやすいよう、一人称で語りかける文体を採用。抽象的に陥りがちな「平和」の概念やそのつくり方について、わかりやすく解説しています。


▲書籍では地図や注釈、図も必要に応じて掲載。内容の理解を助ける。国際情勢や社会の仕組みを学ぶこともできて、自由研究や読書感想文にもぴったり。

▲コラムでは紛争地での食べ物や気を付けるべきこと、息抜きなどのリアルな日々も紹介。子どもたちが自身の将来やキャリアを考える「職業ガイド」としても活用できる内容です。

▲アフガニスタンでの退避支援についても紹介。国際社会の課題や、日本国内における難民・外国人支援といったテーマについても、理解を深められます。

▲国際協力の現場における、ジェンダーや国籍に関わるリアルな実態について、日本人女性である著者の視点から解説。国際社会で働くことの多様性と、個人の役割についても、その一端を知ることができます。
瀬谷氏からの著者メッセージ
世界の戦争や日本の有事に直面したとき、子どもたちが「さあ、どうしようか?」と解決策を考え動けるように――そんな願いを込めた、私の戦場での経験を詰めこんだ本です。

瀬谷ルミ子氏 プロフィール

1977年群馬県生まれ。中央大学総合政策学部卒。
ブラッドフォード大学紛争解決学修士号取得。
2026年、平和への貢献により同大学から名誉博士号を授与される。認定NPO法人リアルズ(Reach Alternatives)理事長。紛争解決と平和構築の第一人者として世界で高く評価される。
Newsweek日本版「世界が尊敬する日本人25人」(2011年)、The New York Times 「世界に足跡を残す10人の女性」(2022年)、第32回読売国際協力賞(2025年)に選出。
その活動は教材として、高校の国語や英語の教科書にも取り上げられている。
著書に『職業は武装解除』(朝日新聞出版)。
★選出・メディア(抜粋)
国内外300超のメディアで紹介され、10を超える賞を受賞。
・NHKプロフェッショナル 仕事の流儀(2009年)
・Newsweek日本版「世界が尊敬する日本人25人」 (2011年)
・日経ウーマン・オブ・ザ・イヤー(2012年)
・イギリス政府International Leaders Programme (2015年)
・The New York Times「世界に足跡を残す女性10人」(2022年)
・第32回読売国際協力賞(2025年)
★書籍
・単著:『職業は武装解除』(朝日新聞出版)ベストセラー、文庫化
・高校英語教科書「CROWN English Communication III」(三省堂)、高校国語教科書「現代の国語」(数研出版)、大学入試問題などでその活動や書籍が題材とされている。
◆認定NPO法人リアルズ公式ホームページ
リアルズは1999年に創設。紛争地域において「いま危機にある命をつなぐ緊急支援」と「争いを防ぎ平和をつくる活動」に取り組む。現在はガザ、シリア、アフガニスタン、ミャンマー、南スーダン、トルコ、ケニアなどで活動を展開。紛争地の人々を育成し、争い予防と平和の担い手としての知見と志を磨くことで「人」が変わり、その人々が問題解決のため役割分担・連携しコミュニティの「しくみ」を変え、政治・政策、他地域、次世代に波及効果を生むことで「社会」を変えることを見すえた活動を実施している。
瀬谷ルミ子氏が母校から名誉博士号(平和学)を授与!
瀬谷氏は2026年7月15日、同大学の卒業式典において、イギリスのブラッドフォード大学から平和学の名誉博士号を授与されました。
同大学は瀬谷氏のこれまでの功績を高く評価し、コミュニティ中心の平和構築への先駆的なアプローチと、紛争解決における女性の声を広げるための取り組みが、同大学の平和学・国際開発学部の理念と合致するものであるとして、名誉博士号の授与を決定しました。

▲ブラッドフォード大学のアニータ・ラニ総長(右)より瀬谷氏(左)に名誉博士号が授与されました。
今回、瀬谷氏が名誉博士号を授与されたブラッドフォード大学は瀬谷氏の母校でもあり、ここで瀬谷氏は2001年、紛争解決学の修士号を取得しています。
式典では、瀬谷氏は受賞スピーチを行い、同席の卒業生やその家族への祝辞と、自分の家族や今まで支えてくれた人たちへの感謝を述べ、本書でも描かれた、紛争解決の道を志した原体験である、17歳で目にしたルワンダ虐殺の写真について語りました。
また、卒業生たちへは「後悔すると分かっていることがあるなら、完璧なタイミングを待たず、今すぐ動き出してほしい」とメッセージを送りました。

▲ブラッドフォード大学での授業。元イギリス軍兵士たちの協力により実際の紛争地の場面を想定した本番さながらの練習も行われた。真ん中の列の右の方にいるのが瀬谷氏。(2000年)
▼授賞式の様子と瀬谷氏によるスピーチ動画
商品概要

《あらすじ》
武器を渡さない政治家、加害者であり被害者でもある少年兵、兵士や傷ついた地元民。
彼らといったいどのように対話し、平和を構築したのか。
争いの終わらせ方、そしてその防ぎ方は?
今も続く戦争について、本気で考えはじめるための一冊。
■書名:『ノンフィクション 戦争は終わらない? 武装解除・紛争予防の現場から』
■著:瀬谷ルミ子
■発売日:2026年7月27日
■発行:Gakken
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